2016年06月09日

プロ野球はおもしろい。「野球×統計は最強のバッテリーである」

セイバーメトリクスはかなり普及していて、多くの書籍を見かけるようになりました。

セイバーメトリクスの嚆矢と言えば、マイケル・ルイス著「マネー・ボール」で、映画にもなっています。セイバーメトリクスには興味があるので、このブログでも何度か書いたことがあります。(セイバーメトリクス:鳥越規央著「9回裏無死1塁でバントはするな」: 「地に足のついた投資」を考え、実践する場)。

また、昨年は「数字で斬る!2015プロ野球 パ・リーグ編 2015年 11/26 号 [雑誌]: 週刊ベースボール 増刊 - 」「数字で斬る!2015プロ野球 セ・リーグ編 2015年 11/25 号 [雑誌]: 週刊ベースボール 増刊 - 」といったムックが発売され、野球を理屈で見たい人にはたまらない世界が広がっています。

で、この本。データスタジアム株式会社著「野球×統計は最強のバッテリーである - セイバーメトリクスとトラッキングの世界 (中公新書ラクレ) - 」中公新書ラクレ、¥886

本書の第2章で、セイバーメトリクスの代表的な指標について解説があります。投手力、打者力(こんな言葉はない? 笑)、守備力などで選手を評価し、投手と野手を同じ土俵で計るような指標もあり、おもしろく読むことができます。

また、第3章の「トラッキングシステムの世界」は必読! 座談会形式で書かれています。投手の投げる球が「重力のみの影響を受けた」場合の位置を(0,0)という座標におくと、すべての投手の球はストレートも含め変化しているのです。その変化量は、投手によって特徴がある。だから、同じ投手が投げる球でもストレートか、変化球やその種類によってちがうのはもちろん、藤川投手のストレートと岩隈投手のストレートでは質が違い、打ちにくさがちがうということになります。このくだりはかなり読み応えがありますので、ぜひ本書でお読みください。

なお、この座談会での
私は、子供のときに「投手は9人目の野手である」ということを重視しすぎるのが良くないと思っています。(p.193)
というところにふせんを貼りました(笑)。

野球×統計は最強のバッテリーである - セイバーメトリクスとトラッキングの世界 (中公新書ラクレ) -
野球×統計は最強のバッテリーである - セイバーメトリクスとトラッキングの世界 (中公新書ラクレ) -

マネー・ボール〔完全版〕 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) -
マネー・ボール〔完全版〕 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) -

マネーボール [SPE BEST] [DVD] -
マネーボール [SPE BEST] [DVD] -

数字で斬る!2015プロ野球 パ・リーグ編 2015年 11/26 号 [雑誌]: 週刊ベースボール 増刊 -
数字で斬る!2015プロ野球 パ・リーグ編 2015年 11/26 号 [雑誌]: 週刊ベースボール 増刊 -

数字で斬る!2015プロ野球 セ・リーグ編 2015年 11/25 号 [雑誌]: 週刊ベースボール 増刊 -
数字で斬る!2015プロ野球 セ・リーグ編 2015年 11/25 号 [雑誌]: 週刊ベースボール 増刊 -
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2016年06月06日

Kindle商法にはだまされないぞ(笑)!

Kindleってずるいんですよ! 第1巻を無料あるいは安価に配付しておいて、2巻以降を買わせようとする。ただより高いものはないとはこのこと!

というわけで、うちには第1巻だけというマンガが多数Kindleに入っています(笑)。

私も、安売りのときにしか買わないということに決めています。

だから、その戦略には乗る(すでにKindleの術中にはまっている 笑)! わたくしも、読みたい本はどんどんKindleで買うし、Kindleになっていない本はじゃんじゃんリクエストする! すべての本を電子書籍化してほしいと思っています。

というわけで、安売りになる時期を待っているマンガが、うちにはたくさんあります。

まず、三田紀房著「[まとめ買い] インベスターZ -
[まとめ買い] インベスターZ -
[まとめ買い] インベスターZ -

山崎紗也夏著「[まとめ買い] シマシマ(モーニングコミックス) -
[まとめ買い] シマシマ(モーニングコミックス) -
[まとめ買い] シマシマ(モーニングコミックス) -

同じく山崎紗也夏著「[まとめ買い] サイレーン(モーニングコミックス) -
[まとめ買い] レンアイ漫画家(モーニングコミックス) -
[まとめ買い] レンアイ漫画家(モーニングコミックス) -

小林まこと著「[まとめ買い] 柔道部物語(ヤングマガジンコミックス) -
[まとめ買い] 柔道部物語(ヤングマガジンコミックス) -
[まとめ買い] 柔道部物語(ヤングマガジンコミックス) -

諫山創著「[まとめ買い] 進撃の巨人(週刊少年マガジンコミックス) -
[まとめ買い] 進撃の巨人(週刊少年マガジンコミックス) -
[まとめ買い] 進撃の巨人(週刊少年マガジンコミックス) -

森高夕次、アダチケイジ著「[まとめ買い] グラゼニ(モーニングコミックス) -
[まとめ買い] グラゼニ(モーニングコミックス) -
[まとめ買い] グラゼニ(モーニングコミックス) -

遠藤浩輝「[まとめ買い] EDEN(アフタヌーンコミックス) -
[まとめ買い] EDEN(アフタヌーンコミックス) -
[まとめ買い] EDEN(アフタヌーンコミックス) -

巴亮介著「[まとめ買い] ミュージアム(ヤングマガジンコミックス) -
[まとめ買い] ミュージアム(ヤングマガジンコミックス) -
[まとめ買い] ミュージアム(ヤングマガジンコミックス) -

弐瓶勉著「[まとめ買い] シドニアの騎士(アフタヌーンコミックス) -
[まとめ買い] シドニアの騎士(アフタヌーンコミックス) -
[まとめ買い] シドニアの騎士(アフタヌーンコミックス) -

山本直樹著「[まとめ買い] レッド 1969〜1972(イブニングコミックス) -
[まとめ買い] レッド 1969〜1972(イブニングコミックス) -
[まとめ買い] レッド 1969〜1972(イブニングコミックス) -

手塚治虫著「[まとめ買い] アドルフに告ぐ -
[まとめ買い] アドルフに告ぐ -
[まとめ買い] アドルフに告ぐ -

鈴木みそ著「[まとめ買い] (ギリギリ)温泉 -
[まとめ買い] (ギリギリ)温泉 -
[まとめ買い] (ギリギリ)温泉 -

こんな感じかな。抜けもあるかもしれない。すでに紙の本で読んでしまったものもありますが(小林まこととか手塚治虫とかなつかしい)、大半はこれから読みたいと思っているマンガです。安売りやポイント還元を細かくチェックして、いつでも買いに走れるよう準備しています(笑)。
タグ:マンガ Kindle
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2016年06月02日

人類滅亡後の世界? 東野圭吾「パラドックス13」

東野圭吾著「パラドックス13 (講談社文庫) - 」講談社文庫、¥896

他の人から勧められたのですが、ちょうど、世界滅亡後の世界をテーマにしたルイス・ダートネル著「この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた - 」を読んでいたので、興味深く読むことができました(今年前半最大の収穫。「この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた」: 「地に足のついた投資」を考え、実践する場)。それよりむしろ、アラン・ワイズマン著「人類が消えた世界 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) - 」の世界にむしろ近いでしょうか(ブログでは取り上げませんでしたが)。人類がいなくなったあとに、ニューヨーク、マンハッタン島がどうなっていくのか。「パラドックス13」は、これらの本と重なります。

何らかの理由で世界から人類が消えてしまった世界で、残った人々がどう生きるかをあつかったフィクションです。著者は、「この世界が消えたあとの」を読んでいらっしゃったのでしょうか? それとも、残されてしまった人々は同じような思考をすると言うことなのでしょうか? いずれにしてもとても興味深く読めた小説でした。

この世界から数名の人を残して人が消えてしまった謎と、残った人々のサバイバルを描いています。SFな設定ですが、人類が、後戻りのきかない人数まで減ってしまっても、戦うべきはまだ人間だったりするのが、少し悲しくもあり、またリアリティかなと思ったりします。

「生きる希望を失う最大の原因は、愛情の喪失感だ」(p.422)

というフレーズが、泣かせます。

パラドックス13 (講談社文庫) -
パラドックス13 (講談社文庫) -

この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた -
この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた -

人類が消えた世界 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) -
人類が消えた世界 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) -
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2016年05月30日

米原万里さん、没後10年。

本を安く手に入れるというのはKindleならではです。

先週の24、25日は米原万里著「オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫) - 」、「米原万里の「愛の法則」 (集英社新書) - 」が¥299の特価で出ていました。迷わず購入。

米原万里さんは亡くなられてもう10年経つのですね。wikipediaで調べてみたところ、5月25日が没後10年になるのです。なるほど、それでこのセールだったのですね。

米原さんの著作はKindleで買うようになりました。それまでは図書館で読むばかり。生前はあまり売り上げには貢献していませんでした(笑)。米原さんのエッセイはおもしろいですね。わたくしも何冊か持っていて、初期の著作「不実な美女か貞淑な醜女か」や「魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章―」、他に「嘘つきアーニャの真っ赤な真実<嘘つきアーニャの真っ赤な真実>」、「心臓に毛が生えている理由」などを読みました。下ネタ系も好きですし、通訳にかかわる部分もとてもおもしろく読めます。

56歳という若さでなくなられたこと、返す返すも残念でなりません。生きていらっしゃれば、まだまだ著作が読めたのに。

それでも、まだ米原さんの著作で読んでいないものがたくさんあります。機会があれば読もうと思っています。

オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫) -
オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫) -

米原万里の「愛の法則」 (集英社新書) -
米原万里の「愛の法則」 (集英社新書) -

不実な美女か貞淑な醜女か(新潮文庫) -
不実な美女か貞淑な醜女か(新潮文庫) -

魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章―(新潮文庫) -
魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章―(新潮文庫) -

嘘つきアーニャの真っ赤な真実<嘘つきアーニャの真っ赤な真実> (角川文庫) -
嘘つきアーニャの真っ赤な真実<嘘つきアーニャの真っ赤な真実> (角川文庫) -

心臓に毛が生えている理由 (角川文庫) -
心臓に毛が生えている理由 (角川文庫) -
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2016年05月26日

今年も購入。2016年版「問題だらけの12球団」。

遅くなりましたが、2016年版が出ていたので購入。

小関順二著「2016年版プロ野球問題だらけの12球団 - 」草思社、¥1,620

このシリーズ、昨年から買い始めましたが、非常におもしろいです。

私は弱い球団が好きなのですが、よく考えたらきっと「プロ野球」が好きなのだと思うようになりました。巨人とか阪神とか、人気のある球団はあまり好きではない。でも個人では桑田とか好きでしたし、今も藤浪は注目している。

プロの試合を見に行くと、いつもそのスピード感にうならされます。高校野球にしても、甲子園に行くとやっぱり速いと思う。テレビで見ると下手だなと思いますけど、現場ではそんなこと思わない。大きくて、みんなすごい選手たちだと思います。でも、この中から一部の選ばれた選手だけがプロに行くのですから、そこはもう、自分とは関係ない、計り知れない世界だと思います。

試合の見かたについては、ゲームの流れを追っていくぐらいしかわからなかったのですが、同じ著者が「野球力 ストップウォッチで判る「伸びる人材」 (講談社+α新書) - 」という本を書いていて、私もなるほどと思い、それからは子どもの試合にもストップウォッチを持って出かけるようになりました(笑)。

さて、この本。まず、よく実戦を見ていらっしゃるというのが感想。ストップウォッチを手元に、たくさんの試合に足を運んでいる姿がよく見える。経年でこのシリーズを追っていきたいと思います。

先ほど、「野球力 ストップウォッチで判る「伸びる人材」 (講談社+α新書) - 」について紹介しましたが、この著者、信頼できる「野球観戦者」だと思います。試合をたくさん見ていらっしゃるだけに、正しく見立てることのできるかただと思います。

もっとも知りたいのは各球団の戦力分析ですが、冒頭の3つの特集も捨てがたい。私はその中で、3つめの「フロントのチーム大改革と”パ高セ低”の深層」をおもしろく読みました。3つめ、と書きましたが、実は3つのどの特集も根っこでつながっている問題です。「プロ野球人気にかげり」と言われ続けていますが、私は今年はプロ野球の球場に足を運んで、何試合か見てみたいと計画中です。さしあたり、交流戦を一つ、近いうちに見に行く予定。

地方在住の人間からは、テレビの中継がもっと増えてほしいと思いますが、なくてもOK! 楽しみたいと思っています。

2016年版プロ野球問題だらけの12球団 -
2016年版プロ野球問題だらけの12球団 -
野球力 ストップウォッチで判る「伸びる人材」 (講談社+α新書) -
野球力 ストップウォッチで判る「伸びる人材」 (講談社+α新書) -
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