2019年05月05日

【備忘録】レポート作成のために

資料集めから、実際の執筆まで、自分が大学生の時にどうしてよいかわからず、いわゆる「レポートの書き方」みたいな本をたくさん参考にした。大学を卒業する際に大半の本は手放したが、その後必要があって買い直した本もある。備忘録として。

木下是雄「理科系の作文技術 (中公新書 (624))
プレゼンのやり方まで書いてあるのはかなり有効。発表時のメモの作り方にまで言及してあり、とても重宝。もし1冊と言われたら迷わずこれをあげる。木下是雄氏には文系向けに「レポートの組み立て方 (ちくま学芸文庫)」という本もあるが、「理科系の作文技術」のほうが有用です。

梅棹忠夫「知的生産の技術 (岩波新書)
古びてしまっている部分もあるが、考え方はいまだに有効。特にデジタル全盛の今、アナログのカードを使うことはとても意味のあることだと思っている。自分がデジタルで同じことをしている場面にも出くわすし(笑)、いまだにアナログのカードを使って作業することもある。複数のカードをつなげて新しい発想を生む、カードを並べ替えて文章の構成を考えるなど、梅棹氏発明の「京大式カード」はとても便利です。

本多勝一「【新版】日本語の作文技術 (朝日文庫)
「何を書くか」は大事だが、読んでそれを「わかってもらう」ことも同じように大切。正しい文章を書いてもわかりにくければ意味がない。特に句読点の打ち方については、「長いからそろそろ打っとくか」ぐらいの感覚で、きちんと理解していなかった。本多勝一という人、好き嫌いはあると思うのですが、この本は読んでおくべきだと思います。

一般社団法人共同通信社「記者ハンドブック 第13版 新聞用字用語集
表現、といっても文学的表現とか美しい文章ということではなく、漢字とひらがなの使い分けとか、正しい表記など、テクニカルな「表現」の基準を示す本。とても参考になります。ふだん文章を書く上で、座右においておくべき本です。いつも見ているわけではありませんが、ところどころで参考にしています。

いまだに自分が参考にしている本だが、新しい本もたくさん出ていることと思う。あくまで参考。2019年版の「レポート作成」のための参考資料があるとよいですね。

理科系の作文技術 (中公新書 (624))
理科系の作文技術 (中公新書 (624))

知的生産の技術 (岩波新書)
知的生産の技術 (岩波新書)

【新版】日本語の作文技術 (朝日文庫)
【新版】日本語の作文技術 (朝日文庫)

記者ハンドブック 第13版 新聞用字用語集
記者ハンドブック 第13版 新聞用字用語集
タグ:文章
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2019年01月13日

2018年の読書を振り返る。

合計180冊の本を読んだと記録されています。多いでしょうか? マンガが120冊ぐらいを占めていますので、あんまり読んだとはいえないかもしれませんね(笑)。

2018年に読んだ本で印象に残っている本をあげていくと、まずは

三田紀房著「[まとめ買い] インベスターZ」全21巻
さっそくマンガです(笑)。投資に興味を持つのによいと思いますが、私としてはそれ以上にいろいろな考えかたが参考になりました。一例ですが、
そもそも日本では個人をリスペクトする文化がない (vol.11, p.131)
失敗というのは同じ過ちをくり返すこと
はじめてチャレンジしたことで良い結果が出ないのはあたり前……
それを失敗と思うことなんてないわ
ましてや投資を行ううえで大事なのは……
いちいち損を失敗としてカウントしつづけないこと
失敗を自分の中にため込むと どんどんマイナス思考になっていく
すると臆病で消極的になり負のオーラを発するようになる……
そんな人には絶対に運は向いてこない (vol.7, p.15)
2018年はまた投資を再開しました。年末の株価下落で値を下げましたが、関係ありません。日銀がたくさん日本株を買っていて、ある意味バブルですが、よいのです。バブルがはじけて株価が下がったら、買うのみ。投資市場に残り続け、株を買い続けたいと決意しています。

金子常規著「兵器と戦術の日本史 (中公文庫)
これはおもしろかった! 出版されたのは少し昔のようで、文庫本が出たのも2014年。しかし内容はとても参考になります。新しい兵器が生まれ、それにあわせて戦術が変化し、うまく対応することで戦争に勝つ。ドメスティックな戦いだけならともかく、グローバルな戦いの中で、日本でしか通用しないやり方で戦っていても勝てるわけがない。今の世の中にも通じる話です。
集団歩兵との対決に敗れた日本の突撃騎兵は、その懸合い戦法の不利や兵略思考の欠如などについて大きな反省資料をつきつけられたが、鎌倉武士は何ら反省しなかった。自主的撤退あるいは台風によるにせよ、戦は結局日本側の勝利とみなされたこと、さらに文永の陸戦・弘安の海戦の敗北がいずれも勝利に作り変えられたためである。勝ったからには現方式を変える必要はない。鎌倉武士は先に義経を葬って失敗を成功に変えた時と同じ理由により、その権威保持のためあくまで失敗を認めず成功にしたのである。黒を白と言いくるめるのは未熟の支配者のよくとる道である。(pp.127-128)
などは、今でもある話ですし、自分自身に照らし合わせても犯してしまうミスです。こちらが続編で、最初に刊行された「兵器と戦術の世界史 (中公文庫)」もいま読んでいるところです。とてもおもしろい! 某国の首相、「日本国紀」なんか読まずに、こういう本を読まれたらよいのに。

佐藤優・杉山剛士著「埼玉県立浦和高校 人生力を伸ばす浦高の極意 (講談社現代新書)
佐藤優の著書、以前は同じような内容の本を見かけていましたが、私が読む本はあまりそのようなことなく、たいがい「あたり」です(笑)。特にこの本は、子どもたちの進学にあたり、とても参考になります。
ラグビーのスポーツ大会なんてセンター試験の直前まで3年生も本気で試合してますよね(笑)。受験の合理性だけを考えるならば、そんな時間もすべて勉強にあてればいいはずだけど、絶対にそんなことはしない。それはやはり、浦高のモットーである「尚文昌武」の実践で、それは決して蛮勇などではなくて、生徒の人生を考えたときに最良の教育であるという伝統があるからだと思うんです。受験の先にある大学、そして大学の先にある社会で活躍するために本当に必要なものは、文系なら数学、理系なら歴史まで深掘りして学ぶような、そういう総合知としての教養だし、部活や校内行事を通じて体得する人間関係とか、頑健な身体とか、そういうものであるはずだからです。 (p.21)
浦高行事というのも、一見すると非合理のように見えるのですが、これは最終的には、非合理なものが不条理を防いでいくという機能なのではないでしょうか。 (p.188)
なるほどと思います。推薦で私立大学に勉強もせずにかんたんに安易に入るのを、私はよいことだとは思いません。たとえ浪人しようとも、しっかり勉強して、実力相応の大学に行くべきだと思います。世間的な評価が高くなくても関係ない。偏差値で輪切りにされて入る分でも、きちんとプロセスを踏んで進学すべきだと私は思っています。子どもはそれで苦労もすると思いますが、現実の社会でする苦労は受験よりもっと厳しく辛い。大学入試では苦労しておくべきだと思っています。私の考えかたに合っている本でした。

堀正岳著「ライフハック大全―――人生と仕事を変える小さな習慣250
これは2018年にもっとも影響を受けた1冊で、この本にあるさまざまなことを実践しています。本棚のすぐ手に取れる場所に置き、気が向いたら開いて、自分にできることがないか、眺めています。Todoist、ScanSnapを手に入れ、使っています。Spotifyを利用しはじめました。IFTTTで、出退勤や自宅の出入りなど、いくつか自動化しておこなっています。2018年を振り返って、去年は充実したよい年だったと思えるのは、たぶん多くはこの本のおかげです。たまに元気のないことがありますが、「HACK095 落ち込んだときは、自分を肯定する言葉を大量に投下する」(p.128)などはとてもよいハックです(笑)。
落ち込むこと自体は避けられなくとも、自己否定で2重に自分を傷つけている状況を修正できれば、ポジティブな受け取り方がしだいに心の下り坂を、自分で立て直してくれるのです。(p.128)
元気が出ますね。もうとにかく、生活のあらゆる場面で参考になることがたくさんあります。紹介してある数々の「小さな習慣」が、自分の人生を変えてくれると思っています。実践することで、自分の人生の質が高まっていると実感しています。

[まとめ買い] インベスターZ
[まとめ買い] インベスターZ
兵器と戦術の日本史 (中公文庫)
兵器と戦術の日本史 (中公文庫)
埼玉県立浦和高校 人生力を伸ばす浦高の極意 (講談社現代新書)
埼玉県立浦和高校 人生力を伸ばす浦高の極意 (講談社現代新書)
ライフハック大全―――人生と仕事を変える小さな習慣250
ライフハック大全―――人生と仕事を変える小さな習慣250
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2018年10月10日

山には登らないが

羽根田 治著「ヤマケイ新書 山岳遭難の教訓 --実例に学ぶ生還の条件--」ヤマケイ新書

Kindleで読みました。

私は山には登らないのですが、登山という行為が冒険心をくすぐるからでしょうか、興味があります。山に登る友人の勧めで新田次郎の「劒岳〈点の記〉 (文春文庫)」を読んだのがきっかけで、本だけは読むようになりました(笑)。ハイキングでちょっと小高い山に登るのも、できれば遠慮したいのですが(笑)。最近では、夢枕獏・谷口ジロー著「神々の山嶺 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)」、石塚真一著「岳(1) (ビッグコミックス)」などもおもしろかったですね。

さてこの本、遭難した事例を取り上げて検討するという内容です。実際に遭難した方が、再度山に入り、遭難の分岐点がどこだったか検証する作業をしていたりして、とても有用です。当事者の方がよく応じたと思います。命が助かったからこそできることですが、果たして、自分に同じような検証ができるかな? 遭難したかたは結果的に責められてしまうので、生還できたとしても、自分ならちょっと辛いだろうと思います。遭難したかたが亡くなってしまわれ、検証できないケースもあります。それでも、また山に行こうと思われるかた、これから山に登ってみようというかた、いずれにも有益な本です。

あとがきに、
本が絶版にならないかぎり、取り上げた事例から得られる教訓は、細々とでも読み継がれていく。それが少しでも事故防止に役立つのであれば、書き手としてこれ以上の喜びはない。(No.2549)
とあります。山に登る多くの人にとって、少しでも参考になりますように。山での事故が少しでも減りますように。

メモ。
「僕は、山登りのベテランはいないと思っています。その場所でのその天候というのは、みんな初めて経験するものですから。ただ、経験を重ねることで、一般の人よりも多く知識を持っているというだけで、それ以上のものではありません。だから、そのときいちばんいい判断ができるかできないか、それが重要だと思います」 (No.471)
さらにもうひとつ教訓を挙げるとしたら、「慣例や過去のデータを鵜呑みにしないこと」だろう。この事故だけではなく、「まさかこんなところで」という雪崩事故はこれまでに何件も起きている。「これまで雪崩は起きていないから」「山小屋のそばだから」「ガイドブックに紹介されているコースだから」「みんなが通っているから」、そこが絶対に安全だとは限らない。ほんとうに安全なのかどうか、安全だと判断したらその根拠はなんなのかを、自分の目で見ていま一度よく考えてみる必要があろう。 (No.1405)


ヤマケイ新書 山岳遭難の教訓 --実例に学ぶ生還の条件--
ヤマケイ新書 山岳遭難の教訓 --実例に学ぶ生還の条件--
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2018年06月18日

相続について考える。

倉橋隆行著「損しない相続 遺言・相続税の正しい知識 」朝日新書、¥799

部屋の片づけをしていて出てきた本。とにかく片っ端から読みはじめていた本のうちの1冊です。この本を購入した理由は、うちに財産があるから、ではありません(笑)。相続はむしろ「財産がないからもめる」とどこかで読んだか、知ったことがきっかけ。購入は2012年ですが、パラパラめくったらあまり読む気がしなかったので放置。このたび発掘された次第です。

強迫的に読もうと思ったので、たいして期待もなく読みはじめたのですが、これはよい本だった! もう、ざーっと流して読んでしまえ、と思ったのですが、読みはじめたらおもしろい! 結局最後までじっくり熟読してしまいました。有益でした!

著者の主張はただひとつ、「事前にきちんと準備しておきなさい」ということ。「きちんと」は「ある程度」でもよいので(笑)、とにかく準備。
被相続人も、相続人も、従前から財産状況を把握しておけば、余裕を持っていろいろな対策を打つことができる。いざ相続が発生したときでも、準備していたことを実行するだけだから何らあわてることもなく、相続税の申告でミスすることもない。なにごとも、備えあれば憂いなしである。 (p.86)
です。

制度的なことは、税制改正などで変わっているかもしれません。この本に書いてあることを誠実に実行しても対策として有効でないかもしれませんが、どれぐらいの相続財産があるのか、事前に調べておくことは疑いなく有効です。自分の親に、預貯金とかいくらあるの? と聞くのには勇気がいるのですが、近いうちどこかで確認しておきたいと思います。2012年購入の古い本で価値がないということはなく、今読んで、動き出すきっかけになった、私にとっては絶妙のタイミングで現れた本でした。

メモ。
相続対策は、短絡的な対応では、命取りになりかねない。長期的に技術を駆使して、対策し続けなければならないのである。 (p.99)
資産・負債のバランスシートの中で、相続税をマイナス資産として強く意識することである。そうなれば、プラス資産である土地や現金の有効な運用が必要不可欠になってくる。そして、不動産の運用収入を増やすということは、資産もそれだけ増えるのであるから、相続税も増えることになるが、無益な不動産を活用させることで、結果的に健全なキャッシュフローとバランスシートができてくるのである。要するに、その負債(相続税も含めて)の返済をまかなえるほどに運用収入を増やし、納税準備金として確保しておくということである。 (p.54)


損しない相続 遺言・相続税の正しい知識 (朝日新書)
損しない相続 遺言・相続税の正しい知識 (朝日新書)
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2018年06月04日

読書計画

部屋を片づけていて、この部屋の中に40冊の未読の本があることがわかりました。どれも少しずつは読んでいるけど、全部は読んでいない。ちなみに書庫に行くと、読んでない本がさらに大量にありますが、いまここではおいておきます。Kindleにも、買っただけで読んでない本が多数。

読んでいないことには理由があります。買ったことを忘れていた、興味を失ってしまった、思ったよりむずかしい、文章が自分の肌に合わなくて読みにくい、などなど。

これらの本を月に4冊読めば、6月からの7か月で今年中に半分以上消化できます。5冊ならほとんどなくなる! なので、とにかく順番に読んでいこうと思っています。3月から5月の3か月間に大量のマンガの本を読んだおかげで(笑)、少なくとも冊数のノルマに追われずに読書ができるので、ゆっくりと読んでいこうと思っています。

年末までに、この未読の山が10冊未満にまでなれば、ごほうびとしてほしかったマンガの本を全巻まとめ買いしようか! Kindleで、ですけど。

たぶん、ざっと1/4ぐらいは、読もうと思えばすぐに読んでしまえる本。1/4は、がんばれば読める本。残りが大変かな…… 分厚かったり、読みにくかったり。

とりあえず、6月になったら、たまっている本を読んでやろうという気になったのですが、机に積んでみたら、なんかげっそりしてきた…… ま、1冊ずつ1冊ずつ。そして、内容が頭に入ったかどうかは別として、最後までページを繰る。これは課していきたいと思っています。
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