2008年12月08日

PRESIDENT 2008.11.3号 その2

前回はこちら。

引き続き、PRESIDENT (プレジデント) 2008年 11/3号 [雑誌]です。特集は「年収2000万の手帳術」。

 達人の手帳術として、5人のかたの手帳が紹介されています。
○マネックス・ユニバーシティ 内藤忍社長
(1) スケジュール  4色ボールペンで内容を色分け。付帯情報もメモ欄に4色で。
(2) 本  10点満点で採点。
(3) 飲酒、体重、運動を記録
(4) メモ用ノートで会議の記録やタスク管理  時系列で整理
運用と時間管理の共通点は、「几帳面に続けていること」。いいことをおっしゃいます。投資についていえば、「愚直に市場に参加し続けること」をモットーとしています。もともとこの言葉は「たけくらべ」さんのサイトで見た言葉です。

○ヤナセ 山下潤悟
おお、びっしり。ベンツ通算600台を売り、今年も9月で80台突破。すごいかたです。
(1) 予定で一日を埋め、完了したら○印。これはモレを防ぐため。一日の終わりに手帳を見直し、営業内容のムラを見つけ、行動の軌道修正に使う。
(2)手帳に予定がないときは空白になる、それが嫌いとのこと。展示会などで予定が埋まらなくても、合間で電話を入れることで行動記録が増える。
(3) 土日は意識的に電話を増やす。展示会の参加人数が増え、翌週は見積の訪問が増える。
(4) 10年間同じ使いかた。手帳に書かれたことがそのまま自分の足跡で、この仕事量が結果につながったことが自信になる。去年に負けないようにというモチベーションアップにもつながる。
今日これで終わりにしようと思って、もう1件電話。この姿勢がすばらしいですが、私にはできないかな。ガッツを見習いたいです。

○松屋 宮崎俊一
きれいでカラフルな、赤系の手帳使い登場。手帳は前年の分と2冊を常に持ち歩いているとのこと。
(1) 仕事を多色使いで把握  アイデアはいいと思うのですが、ペンをいっぱい持ち歩かなければならないですね。めんどうくさい…… といいつつ、よく考えたら私も黒、青、ブルーブラック、緑、水色、ピンクを常に持ち歩いていた(笑)。はじめの3つが三菱のSigno、残りがパイロットのHI-TEC Cです。でも1か所にまとまっていないので、使うときは1度に1色だけですね。
(2) 月間カレンダーがインデクスに  月間カレンダーは相手のある約束や出張、週間カレンダーはその日の打ち合わせの内容や気づいたこと、終わったことなど。月間カレンダーが週間カレンダーのインデクスになっている。
(3) 気になるデザインは絵に描いて記憶  写真もいいですが、「絵」であるのがよいですね。さすが、服を売る人です。
(4) 商談の記録がかんたんな契約書に  仕上がりを絵で描き、数量は赤、サイズは緑などと、異なる色で○をつけながらお互いに読み合わせ、誤発注を防ぐ。私は色分けが苦手ですね。
(5) 仕事の役に立つ映画や本をメモ  新製品の説明の際、イメージに近い写真集や映画があれば、相手に伝わりやすい。
(6) 手帳を主役に、小物も色会わせ  これは楽しそうです。ペンはダース単位で購入し、ベルトや靴など小物の色とコーディネート。いっぱいある中から、「今日はどれにしようか」と選ぶのが楽しそうですね。

○キリンビール 守川斉利
(1) タスクリストでメモ欄がぎっしり   その日の仕事を書き出し、終わったらチェック。
(2) 翌日の仕事を退社前に洗い出し  これはいいことです。やると便利ですが、私の経験では習慣化するまでに時間がかかりますね。
(3) 休日の欄も仕事関連のみ書く  その上で、土日どちらかの午前中は図書館で勉強。すごい。
(4) 進捗度合いを週単位で管理  週単位でやるべきことを洗い出し、月曜から金曜までの時間軸と掛け合わせてマトリクスを作る。タスクごとに時間配分し、できたものは赤で消す。私は週単位で考えることはしていなかった。タスクを細かくわけ、一つを10分、1時間、あるいは半日、1日と積み上げています。1日終わったら、次の1日を考えていく。「今週はここまで」という考えかたは取り入れてみてもいいかもしれません。
(5) タスクとスケジュールが連動  タスクに数字を振り、どこで終わらせるかをスケジュールに書き込む。終われば赤で消し、終わらなければ赤の△印。ちなみに私のToDoリストもいろんな色で書かれていますが、それは単にそのとき何色のペンを持っていたかによります(笑)。特に意味はありません。

○森精機製作所 森雅彦社長
PC、携帯、BlackBerryで3人の秘書と連絡を取り合い、プライベートも含めてスケジュールを作り、それを手帳の内ポケットに入れる。1か月1枚で、翌年の年末まで十数枚を同時に持ち歩くとのこと。
(1) 出張時の移動時間をスケジュール上に明記  年間20回の海外出張など、移動が多いので、移動の長さを見て仕事、食事、睡眠などを割り当てる。移動時間をスケジュール上に明記しておくのはいいかもしれません。私の場合、出退勤以外ではそれほど移動はないですが。
(2) メモ  手帳カバーの裏に別立てでメモをはさみ、新しい工作機械のデザインや研修プラン、事業計画まで思いついたことをメモ。
(3) 1冊使い切ったら、やり残しを「棚卸し」 私もやっています。私はToDoリストの1ページごとに、やり残しを次ページに転記しています。

 その3へ続きます。



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2008年12月05日

PRESIDENT 2008.11.3号 その1

PRESIDENT (プレジデント) 2008年 11/3号 [雑誌]です。特集は「年収2000万の手帳術」。手帳ネタは私のブログでもしばしば取り上げていますが、けっこうアクセスがあります。皆さん関心が高いようです。私も文房具屋にいくと、よく手帳の前にいます(笑)。今の時期は日付入りの「年版」カレンダですが、半期用とか、最近は年中ありますね。

 特集の冒頭では5人の経営トップの手帳またはメモに対する考えかたが紹介されています。さぞかし凝ったものが出てくるかと思いきや、ブリヂストンの荒川詔四社長は「会社から支給されるブリヂストン手帳」、楽天の三木谷社長は「資料の裏」、SBIホールディングスの北尾吉孝CEOは「持ったことがない」……  他の二人もごくありふれたもの。「どれにしようか」と悩むのがなんかアホらしいような(笑)。
 ブリヂストンの荒川氏は「スケジュールは自分の手帳で管理」。メモは取らないそうです。でもそれは秘書や担当者に直接電話して確認できるから。これは社長の強みですね。スピード感覚が大切とのこと。自分でやらなければならないのなら、結局メモを取っておくほうがよいですね(笑)。その点で、コマツの坂根正弘会長は手帳の実行日の欄にキーワードで記入、商船三井の芦田昭充社長は記事を切り抜いて手帳に数字を「収集」。これはいわゆる「自分辞書」的な使いかたでしょう。楽天の三木谷氏はさすがIT系、携帯からPCに「一行メール」。手帳はあくまでも思考のツールの一つに過ぎないので、手帳の活用方法だけを聞いてもあまり参考にはならないですね。他のツール、あるいは考えかたと一緒にしてみないとあまり意味はないので、そのあたりはご注意ください。

 続いて、小宮一慶氏による「メタボ時間『撲滅の秘訣』すべて教えます」。私自身もいくつかピックアップ。できていないこともありますので。
(1) その日の予定は前日の夜までに確認しておく
 これは私も注意しています。けっこう忘れるのですが(笑)。当日の朝ではなく、前日。そして、かならずToDoリスト(ノート)に書いておく。私は時間の割り振りは当日の朝のミーティング後にしますが、「何を」までは前日に詰めています。しかし忙しい大変なときはなおざり(笑)。
(2) すきま時間の活用を工夫している
 私は本とメモが必需品です。しかし会社では、空いた時間はネットを見ています。これは悪い習慣。
(3) 休日にスキルアップや勉強の時間を設けている
 時間だけは取っていますが、なかなか勉強にあてられることがないです。「将来のための投資」と、意識できていないからでしょう。
 なお、残業はしていますが、休日出勤はあまりありません。
(4) 目標は立てっぱなしでなく、達成できたか検証する
 長期目標は決めています。年間目標も決めていますが、長期目標と必ずしも連動していません。このあたりが私の課題。小宮氏は「目標設定をして、それを日々の行動に落とすところまでは比較的簡単」(p.46 4段目)とおっしゃっています。私は苦手。ぜひ来年の計画は、長期目標を意識したものにしたいと思います。
(5) 大切な人と過ごす時間をあらかじめブロックする
 これはなるべく心がけていますが、本文中でも述べられているとおり、サラリーマンは必ずしも自分の思い通りにはいきません。ただ、予定はあらかじめ会社内で公表し、協力してもらえるように努力しています。
(6) 目標を行動計画に落とし、そのための時間をブロックする
 スケジュール上に落とすところまでは私はやっていません。いや、やっているんですけど、結局「予定」で終わってしまっています。週末が夜遅かったり飲み会が入ったりで、ちょっともったいないです。
(7) 何も予定を入れない日・時間帯を意図的に設けてブロックする
 何も予定を入れない日というのは現実にはあります。ブロックをかけて、では自分のために時間を使っているかというと、そうではない。ぼーっとしてしまっています(笑)。
(8) 予定の始まりだけでなく終わりの時間も書く
 これは当然です。Googleカレンダでは、必ず終わりの時間も入れないといけませんから。
(9) 読んだ本、見た映画、食事などの体験も書く
 私は手帳には書いていません。でも記録は5×3カードに取り、最終的にネット上にあげます。このメモは自分のwikiにつけて、そこから場合によってはこのブログに転送しています。
(10) 過去のページを振り返ってときには行動を見直す
 これはやります。おもしろいですからね。子どもがしゃべったことなど、ときどき思い出しては妻に話したりして、笑いのネタにしています。
(11) PDA・携帯・webのカレンダーを使いこなす
 便利です。手帳だと、書いたことを忘れる(笑)。でも携帯やwebは、アラートが出るので、忘れっぽい私には必須。またカレンダーの共有は便利です。私が忘れていても誰かが覚えてくれている。ちなみに表題とは少し違いますが、年収2000万クラスは大判の手帳は使わないそうです。ポケットに入るタイプが主流。私はA5ノートにしろトラベラーズノートにしろ、ポケットには入りません。
(12) スケジュール欄にメモのスペースがあるタイプを選ぶ
 これはいかがでしょうか? あまりカレンダにかかわらず、開いたところに適当にメモを取ることが多いような? ちなみにトラベラーズノートは、見開き1週間バーティカルで、メモ欄は下についています。土日は時間はなく、am/pmでわけてある。使いやすさは実際に使ってみて判断したいと思います。
(13) 大まかな項目ごとに収入と支出を把握している
 私はやっていないですが、できているといえばできていますかね? 支出の多くはカード払い、または口座引き落としなので、漠然とわかっているとは言えます。頭の中はお金のことしかないですし(笑)。
(14) 定期的にモノを捨てる習慣がある
 「定期的に」はないですね。決意したらまとめて捨てますが、ならせば年に2回ぐらいの頻度でしょうか? ただしこれは今年からの習慣です。完全に身についたと言い切る自信はまだありません。
(15) やらないことを決めている
 これはよく聞くのですが、私はきちんと明文化してはいないです。はっきりと書き出しておこうといつも思っているのですが。小宮氏はToDoリストをつくる際、緊急度・重要度マトリクスを作るそうです。これは私はあまり意識していません。とかく「緊急度」だけで判断している。これは自分の行動を見直そうと思います。

 この特集、PRESIDENT 2008.11.3号 その2に続きます。



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2008年11月16日

PRESIDENT 2008.10.13号

特集は「学歴と『10大』格差」。この手の特集は自分の出身大学をつい探してしまうので、冷静に読むことができません(笑)。自分の出た大学が世間的にどう見られるのか? 私が卒業したころとほとんど変わっていないとは思うのですが、気になります。メジャーになったわけではないですが、マスコミなどへの露出度は上がったかなと思うこともあります。

 最初に食品、化学、広告、電機、流通各社の人事部の座談会で、大学を評価しています。東大が必ずしも賞賛されてはいませんが、私が知っている東大卒は頭がいい上に性格も良くて、その上家まで金持ち、みたいな人が多いです(笑)。どこにいっても使えるだろうと思わせるような人が多かったです。私の出身も頭が良くて性格のいいやつが多かったように思いますが、ひいき目ってヤツでしょうかね(笑)。

 続いて、「わが子を入れたい『学校・会社』ランキング」。大学は本文中では相変わらずひとこともふれられていません(笑)。一方の会社ランキングでも、私がかつて勤務していた会社は出てきませんね。給料もそんなに悪くないし、いい会社だと思うのですが、あえて「わが子を入れたい」とは思わないのでしょう。しかし、私自身は別に大学なんてどこでもいいと思いますし、「入れたい会社」なんて思い当たらないですね。たぶん親の多くも、「どうでもいいけど聞かれたから答えた」程度ではないでしょうか。「わが子にいくら稼いでほしいか」ではモードが1000万〜1500万なのに、「わが子にどこまで出世してほしいか」では「出世しなくていい」…… 明らかに矛盾ですが(笑)、本音なのでしょう。ただ、仮に500万〜1000万というくくりを作ると、こちらが最頻値になりますから、大企業に入ってぬくぬくした環境でのんびり過ごせということでしょうか? 変な親ですね(笑)。
 もう一つ、年収 1000万以上を対象にした調査で、学卒・院卒と高卒以下、および年収2000万以上と以下で、わが子を入れたい大学と入れたい会社を調査していますが、少ないサンプルの中であえて分析した結果は、「少なくとも世の中で勝ち組といわれる程度の年収は稼いでほしい」とのこと。もちろん稼げるものなら稼いでほしいですが、私のように田舎に住んで、年収300万で楽しく暮らすのも悪くないですよ(笑)。調査の最後に、「日本社会の中で世代を超えても相互に行き来できない階層があるとすれば、年収2000万ラインではないか」とありますが、そうなんですかね? 「1000万〜1500万円層はエスタブリッシュメント意識を持っていない」というのには同意しますけど、2000万ラインに断層があるかといわれると、正直わかりません。ここにあらわされた結果だけを見ては、そのような結論は持てませんので、何か別の調査があるのかもしれませんね。

 特集の3番目は「出世、年収…… 『10大格差』大学・学部別全データ」。「年収1000万以上稼げる大学」、「給料が高い会社に入れる大学」と、収入に関する2つの部門で名前が出てきます。たしかに同級生たちは稼いでいます。私には関係ないのですが(笑)。

 この後特集は続いていくのですが、私は大学の同窓生(すごく稼いでいる連中がたくさんいる)、あるいは会社の同期(これまた年収は軽く1000万以上)の人たちが正直うらやましいのですけど(笑)、年収が少ないながらも自分を見失わずに仕事し、夜は早く寝て朝早くブログを書いている自分も、収入面で負け組ではあっても幸せな人生を歩めていると思っています。「就職のために大学に入る」のでは少し寂しい気がします。もちろん将来を見据えて入る大学を決める人もたくさんいるでしょうけど、やりたいことが見つからずに偏差値で大学に入る人(私がそうだった)もいるだろうし、いろいろな理由で考えを変える人も少なくないだろうと思います。大学では新しい出会いもありますし、なんだって勉強できる場です。大学にこだわる必要はないと思いますが、アルバイトなどで社会との接点もありますし、大学がモラトリアムであってよいと私は思っています。

 ここまで書いて、結局私は「自分がいることのできなかった場所」へのあこがれといいますか、ありていにいうと敗北者の視点というか、私自身ではなく、「友達がすごい」とか「知り合いがすごい」とか自慢する低レベルの人みたいに思えてきました。私はコンプレックスの固まりなのです。大学が出てくるとつい反応してしまいます。東大みたいな「一流」にはなれなかったし、東京でのサラリーマンも続かなかった。それでもかつてPRESIDENTが対象とするような場所にいたという…… 思いは複雑です。

 ついでに、「少子化でも生き残る本当に強い大学ランキングトップ100」というのがあります。同じような時期に出ましたね。参考までに。地方の大学もけっこうがんばっています。

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2008年11月09日

PRESIDENT 2008.9.1号 その4

PRESIDENT 2008.9.1号 その3はこちら

PRESIDENT (プレジデント) 2008年 9/1号 [雑誌]です。最後にビル・エモットの近著「アジア三国志」に関するインタビューです。

○中国
・中国の最大の問題は急速なインフレ。10月か11月まではインフレへのドラスティックな措置をとることはない。
・その後は人民元の為替レートの見直し、金利高への誘導などが出てくるだろう。70年代の日本が手本。

○日本
・かつてのような成長は見られないが、2〜3%の着実な成長を続ける可能性はある。それにはさらなる改革が必要。
・バブル清算の過程で、若年層と女性の常用雇用が多く失われた。日本はOECDで唯一、過去10年にわたり絶対貧困率が上昇している。
・小泉改革で労働法改正は評価に値する。労働者の3年間の短期雇用を認めたことで、こうした労働者が労働人口の30%を占めるようになり、業績が改善し、フルタイムの仕事が創出された。消費の拡大につながり、経済を底支えするだろう。
・変わるべきは官僚ではなく、政治家のほう。政治が力を持つべき。短期的には国会のねじれ状態の解決、長期的にはさらなる経済改革の推進。
・教育改革を行い、世界クラスの大学を持つ必要性。アジアにおいてイノベーションがもっとも活発な国であってほしい。

○インド
・中国に比べて20年遅れている感じ。社会・産業インフラが未整備だから。
・03年あたりからインドのGDPに対する投資は20%半ばから30%半ばへと10ポイントも上がっている。インフラが整えばインドの製造業は十分に競争力を持つ。
・人口が多く、低賃金で働く若者が多い。商品を市場まで届けるルートができれば、90年代中国のように低コストの国としての存在意義が増す。競争力を持った大国として発展していく潜在能力を秘めている。

○その他
・アメリカのサブプライム問題は1〜2年でめどが立つだろう。
・ロシアおよび他の産油国は現在バブルの恩恵を受けているだけ。このバブルは必ずはじける。それに伴って他の天然資源の価格も落ちると、ロシアや中東の力も弱まってくる。
・そうした中でアジアの強さはさらに増す。日本は中国、インドと共に、アジアの”ハブ(要)”となっていくべき。

 私は残念ながら、エモット氏の著作は読んだことがありません。図書館からでも借りることができたら読んでみたいと思います。アメリカは1〜2年で復活するようですから、今のうちに株は買っておいてよいかもしれませんね。
 資源高の最大の注目は石油。原油高はかなり落ち着きましたけど、「中休み」という気がします。いずれ代替燃料が出てくるまでは石油が王者。「予断を許さない」とまでは申しませんが、石油価格は長期的には上昇しか考えられないと思います。もう一つ、石油以外のレアメタル系はどうなのでしょうか? レアメタルは代替するものがあるのでしょうか? このあたりはキーになるのではないかと思うのですが……



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2008年11月07日

PRESIDENT 2008.9.1号 その3

前回のPRESIDENT 2008.9.1号 その2はこちら

PRESIDENT (プレジデント) 2008年 9/1号 [雑誌]です。特集「お金の新常識60」。特集の最後は、どうなる日本!? 「『株、為替、金利』3分間ゼミ」です。

○榊原英資氏(早稲田大学教授)
(1) 第二次世界大戦後最悪の世界同時不況に突入か
 現在(注:8月ごろかな?)日本ではそれほど影響がないが、日経平均の1万円割れ、為替の円高がおこる。特に急速な円高を懸念
(2) 物価上昇にともなう金利上昇
 1〜2年後に金利2〜3%。投資も変わり目に入ったとのことで、資源のある通貨はまだしも、単なる高金利通貨では儲からないだろう。
(3) 世界のパラダイムシフト
 これまでにない資源価格の上昇とハイテク製品の値下がり。世の中が変わる中で、政治・経営・生活も変化に対応しなければならない。
 円独歩高で豪ドルでさえも下がってますから、「ミスター円」榊原氏の読みはさすがというところ。このところガソリン価格が急激に下がっていますが、潮目が変わる、今が過渡期なのかもしれないと感じます。ガソリンはまた上がる。株や為替は乱高下を繰り返す。食料価格もどんどん上がっていくだろうと思います。

○斉藤精一郎(社会経済学者)
(1) デカップリング問題
 アメリカ経済が減速することで、BRICsの景気も減速。
(2) 資源価格の高騰
 原油価格3ケタ時代を念頭におく必要。これはとりあえず遠のきましたね。
(3) インフレ
 新興国は需要増による「デマンド・プル・インフレ」。ただし金融緩和を大きく進められないので、景気はさらに悪くなるだろう。
 世界経済は世界経済は最低2〜3年は不透明な「濃霧」の時代。日本経済はスタグフレーションに見舞われ、「生活防衛不況」に突入するだろう。政策金利が 1%以上に上がることはない(先日、0.3%に引き下げることが発表されました)。株価は底高いが、上値を追うようなことはない。
 これからの世界成長を考えるキーワードは「FMWEE」、すなわちFood、Material、Water、Energy、Ecology。F以外は日本が技術力を持っている分野。日本経済はこの「逆境」をかつての石油危機のときのように乗り越え、新たな突破口を見出せるはず。

○中島厚志(みずほ総合研究所チーフエコノミスト)
・当面の日本経済はプラスの材料がない。原油価格の上昇で今年度は10兆円近い増加(GDP比2%弱)。潜在成長力が2%の日本経済にとっては大変な下押し圧力。
・世界経済の減速もブレーキ。仕入価格の上昇を販売価格に転嫁できていない→製造業の収益低下。
・新興国経済も徐々に勢いを減じており、日本企業の輸出に打撃。物価上昇で消費マインドが冷え込み、実質賃金もマイナス。日本経済の下期はゼロ成長もありうる。
・株は底堅いが、大きく上がるとは考えにくい。日本株の保有割合を増やす方向がよいだろう。
・為替に大きな変化なし。円はほとんど動かず、100円台で推移するだろう。
・金利は横ばいだが、今後1年以内に0.25%の利上げが1回あることを織り込んでいる。
・リスクが取れるなら不動産や株への投資はまちがいではないが、預貯金を増やしたり、運用するなら物価連動債がよいか。
 「プロでさえ読めないのが為替」とはよく言いますが、本当にそのとおりの展開。私がFXで儲けるのは大変でしょうね。不動産や株への投資はOKだそうですが、分散を旨とすること。なるほど。でも日本の債券はちょっと対象外ですよね(笑)。加えて、物価連動債のような商品はあまり好きではありません。

○伊藤洋一(住信基礎研究所主席研究員)
・原油価格の高騰でクルマ社会が大きく変わる可能性。
・食料、原油価格の上昇で途上国に社会不安が一気に広がる可能性。富が再配分されず、偏在する。格差の拡大。
・日本も国家としての再配分機能が低下。ただし日本経済の先行きは心配していない。

○藤巻健史(フジマキ・ジャパン代表取締役社長)
・自分は楽観主義者。サブプライム問題は終わりに近づいている。
・次のトピックは「資源インフレ」と「食料インフレ」。資源や食料を持っている国は強く、持たない国は弱くなる。向こう1〜2年のテーマ。
・どちらもない日本の通貨が強くなるはずはない。ドル安・円高は終わりに近づき、今後は本格的なインフレ。金利も跳ね上がる可能性。株か不動産を。株は短期的にはマイナスでも、歴史的に見てインフレヘッジになる。
 ああ、私も長い目で見た円安には賛成。株を買っておくことも賛成。問題は「それがいつか」ですね。藤巻さん、大丈夫ですかね?

○山崎元(楽天証券経済研究所客員研究員)
・アメリカの金融不安で資金の流れが滞る可能性が高い。
・日本経済への影響は相対的に低いが、経済的にプラスの面が見えてこない。
・日本株はあいかわらず外国人投資家頼みだが、割安水準であり、そろそろ買えるゾーンになってきている。
・しかしアメリカ経済、資源価格、物価上昇、インフレ懸念など、懸念の打ち止め感がなく、次の行動に移りにくい。
・金利の1.5%は十分に高い。
・為替は資金流入が止まらない範囲でドル安に動く。今の円の水準は少々安く、もう少し円高になってもいい。
 ずばりですね。すべて当たっているような…… 以前にも書きましたが、山崎さんはバランスの取れた見かたをしておられますし、ブログにおける発言やコメントのさばきかたもすごくうまくされています。これからも山崎さんについて行きます!

 特集は今回で終わりです。次回、最後のその4へ。



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