2009年10月30日

PRESIDENT 2009.7.13号

PRESIDENT (プレジデント) 2009年 7/13号 [雑誌]です。特集は「考える技術」。

 この号でいちばん役に立ったのは、「『本質が見えるようになる』勉強本ガイド100」(p.91-96)です。吉川洋(東京大学大学院経済学研究科教授)、池田信夫(上武大学大学院教授)、川本裕子(早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授)、金児昭(経済・経営研究家 信越化学工業顧問)、高橋俊介(慶應義塾大学大学院教授)の5人の方がお薦めの本をあげてくださっています。池田氏は教授の肩書きより「アルファブロガー」のほうがとおりがいいですね。読んでない本はどれもおもしろそうです。何冊かあげてみると、
 ポール・コリアー著「最底辺の10億人最も貧しい国々のために本当になすべきことは何か?」日経BP社
 小松かおり著「沖縄の市場〈マチグヮー〉文化誌―シシマチの技法と新商品から見る沖縄の現在」ボーダーインク
 照屋華子・岡田恵子著「ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)」東洋経済新報社
 ナシーム・ニコラス・タレブ著「ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質」・「同 [下]」ダイヤモンド社
などです。自分と興味や関心がまったく異なる分野の本も読んでみたいと思うのですが、なかなかむずかしいですね。ある人が勧める本をまとめて読んでみるという行為は一度やっておくとよいかなと思います。

 「日本一わかりやすい『問題解決力』入門」。須藤実和氏による「仮説構築・検証・修正」、斎藤英明氏による「BCG流思考」、細谷功氏による「フェルミ推定」、齋藤嘉則氏による「ロジックツリー」の4つ。コンサルのかたがたが執筆していらっしゃいます。どれを読んでもなるほどと思います。誰でも、職場での年数を経れば、ある程度の経験は手に入ります。しかしそれを具体的な問題解決のアクションにつなげていくようなことはなかなかできていません。「そこに問題がある」ことからして気がつかない。これを読めば大丈夫、とはいえないところがツライですが(笑)。

 「図解『年収2000万vs500万』の思考法」。日経新聞をどう読むか。
(1) 目的意識を持つ。
(2) マクロ経済は流し読み、「企業面」と「消費面」を読み込む。
(3) 「3W1H」すなわち「誰が」、「誰に」、「何を」、「いくらで」に注目する。
読みとり力は
(1) Factを知る。
(2) Opinionを持つ。
(3) 新しいIdeaの発想。
読みとり力を磨くには、
(1) 二つの頭  「経営者アタマ」と「消費者アタマ」。
(2) ビジュアルシンキング  新聞から「ヒト・モノ・カネ」の動きをビジュアル化。
 この(2)はおもしろそうです。新聞を読んで、それを図に表してみる。子どもにうまく説明できれば、大人も子どもも理解が進むことでしょう。何か適切な題材を探して、やってみようと思います。

 さて、コラムが3つあります。ひとつは頭の体操、発想力テスト10問(p.52-53)。問3、7、9がわかりませんでした。うーんまだまだ。問4や10 みたいな問題はじっくり考えればわかるので、こういうのは嫌いではありません。また、飯島勲氏の連載「リーダーの掟」第17回は政府専用機の解剖図。興味深く読ませていただきました。

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2009年10月28日

PRESIDENT 2009.10.19号

PRESIDENT (プレジデント) 2009年 10/19号 [雑誌]です。

 特集は「学歴と出世、お金、結婚」。学歴の特集といえば、1年前にも同様の特集がありました(PRESIDENT 2008.10.13号)。保存していませんので記憶に頼っていますが、ほぼ同じような内容だったように思います。いろいろなランキングが出ていますが、1年でそれほど変わるわけでもなかろうと思います。私の出身大学も、「高給」・「年収」にランキングされていました。私自身にとっては何の関係もない話(笑)。私のようなものが平均を下げていて本当に申し訳ないです(笑)。

 それはともかく、昨年と同様の切り口で、あまりきちんと読んでいません。「男女別 結婚相手の許せる大学 落とす大学」なんていまだに意味があるのでしょうけど、出身大学なんて私の周りでは誰も気にしていません。「わが子を入れたい 学校・会社衝撃ランキング」なんて、あいかわらず子どもを大企業に入れて、1000から1500万程度稼いでほしいというのんびりした(笑)価値観はあいかわらず。コラムなんかでも、「『B大学ってバカが行くところですよね』と話したら相手がB大学出身でした。(女性・45歳)」って、「バカというほうがバカ」という、読んでおもしろくもなんともない。「偏差値50以下でも高年収 狙うならこの大学だ!」は、よい切り口だとは思いますが、あえて取り上げるほどのこともないというか、これまた失礼な特集ですね。

 ふだんはあまり取り上げませんが、連載の「職場の心理学第227回 給料デフレ時代に社員を奮起させる『心の報酬』とは」などはとても参考になりました。リーダー/管理者、あるいは社員同士でほめる「評価的インセンティブ」、リーダーの人間的魅力で一緒に働きたいと感じさせる「人的インセンティブ」、リーダーや組織のビジョンなどの「理念的インセンティブ」、仕事そのものがおもしろく、自分の力を発揮していると感じさせる「自己実現的インセンティブ」を高める努力が必要とする鳥谷陽一氏の論は参考にしたいと思います。

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2009年08月13日

PRESIDENT 2009.6.1号 その2

PRESIDENT 2009.6.1号 その1はこちら

PRESIDENT (プレジデント) 2009年 6/1号 [雑誌]です。特集「読まれる書き方 バカにされる書き方」。その2です。

先日のお二人、斎藤孝氏と藤原智美氏の「『原稿用紙1枚・5枚・10枚』破綻なくまとめるコツ」。

 長い文章をまとめるのはむずかしい。藤原氏によると、文章を削る方法は二つ。ひとつは文章を推敲し、過剰な装飾をとるなどして文字を詰めていく方法。表現力が高まる。もう一つは要素をバッサリ切り落として、全体を構成し直すやりかた。枚数制限にはこちらの方が役立つ。一方の斎藤氏。「1枚」の質を高めることが大切。ビジネス文書は1枚で結論と根拠を書ききる力が必要とのこと。藤原氏の10枚から1枚へ、斎藤氏の1枚から10枚へと、対照的なアプローチ。

 「図解『KYメール、頭がよいメール』」。
<基礎編>
効率化のためにテンプレートを利用する。
 ・自分が多用するメールの文面をテンプレートにする。場面に応じて修正を加えて使う。
 ・受け取ったメールを積極的に真似る。
 ・イエス、ノーで答えられる質問、要点を絞った質問をする。
 ・聞きたいことは何か、整理して確認して質問しなおす。

<上級編>
相手との関係性を考慮したメールの作法を身につける。
 ・依頼を断る場合でも、相手への敬意や配慮のにじむ文面が理想。
 ・条件の厳しい依頼を受けるときは、相手との関係性を強調「他ならぬ○○様のご依頼ですので」、こちらの事情「厳しい条件ですが」などを表現。
 ・状況や相手の反応を考慮する。シリアスな案件に軽い文体、会って日の浅い相手への顔文字入りメールはNG。
 ・ファーストコンタクトとしてのメールの有効性。

<落とし穴>−−メールの良し悪しは客観的に評価される場が少ない。
 ・送り手の失敗は添付ファイルの添付し忘れ、誤字脱字など機能上のミスに対し、受け手が不快に感じるのは「読みにくい」、「言葉づかい」、「開封確認要求」などのマナーや配慮。
 ・HTMLファイルは送らない。ファイルを添付するときには2MBぐらいまでにする。
 ・「TO」は返信が必要なメール、「CC」は確認してほしいメールだが、メール件数が多く、特にCCで受け取ったメールへの対応は個人差が大きい。
 ・「メール力」を知るかんたんなポイントは「送ったメールの返事をタイムリーに受け取っているか」。相手からのメールが遅いのは、こちらから送っているメールに原因があるのかも。

<「仕事をスムーズに進めるメール」10のツボ>
(1) 距離感をつかんで敬称を使い分ける
 通常は「様」だが「さま」を使うと親近感が伝わる。
(2) CCする場合にはメンバーを明記
 CCに入れる合理的な理由がなければ相手に許可を取るのが鉄則。CCで途中参加する人にはやりとりの経緯がわかるように配慮。
(3) 引用の活用で手間や誤入力をなくす
 相手のことばを要所で引用することで、言った/言わないのトラブルを排除。
(4) 担当者との関係を強調
 無理な依頼に対しては気持ちよく引き受けながら、あくまで特例であることを示す。
(5) ポイントは箇条書きにする
 議論のポイントが明確。誤解や不足を避けられる。
(6) 添付ファイルの有無を添える
 相手が添付ファイルの存在に気づかないというミスを防ぐ。こちらの添付忘れを指摘してもらえる効果もある。
(7) 重要な要件は電話でも確認する
 重要度が高い要件では、こちらの主張が確認されたかの確認と、トラブル回避のため、念押しの電話を入れる。
(8) 日時は「点」で指定する
 「今週中」、「朝一」など、相手の判断に解釈をゆだねるのではなく、ひととおりにしか解釈できない表現を用いる。
(9) 追伸で距離を縮める
 相手に興味を持っていることを感じさせるフレーズが有効。ただし深刻な内容の際には逆効果。
(10) やりとり中は署名の省略もあり
 1日10通以上のメールをやりとりする相手には、住所や電話番号などは不要。

 最後に、鹿島茂氏による「悪党・悪女の『便利なユーモア』レトリック」。詳細はあげませんが、おもしろく参考になります。ぜひ、目を通しておいていただきたいと思います。

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理科系の作文技術
PRESIDENT 2009.6.1号 その1

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2009年07月31日

PRESIDENT 2009.6.1号 その1

PRESIDENT (プレジデント) 2009年 6/1号 [雑誌]です。今月はぜんぜん読んでいません。特集は「読まれる書き方 バカにされる書き方」。とりあえずその1です。

 まず、斎藤孝氏と藤原智美氏による「7つの悩み克服法」。
(1) 最初の一文に何を書けばよいかわからない
藤原:一行目にこだわらず、無秩序に書きはじめてみる。
斎藤:最初の一文にこだわらず、最後までひととおり書く。最後まで書いたら、文章の核になるキーフレーズを3つ選ぶ。キーフレーズから、読み手と問題意識を共有できるような問いを立て、それを最初の一文に持っていく。キーフレーズが文章にならなければ、箇条書きにして四角で囲む。ビジネス文書で作文の体裁に縛られるのはナンセンス。

(2) 文章の構成をどうすればよいかわからない
藤原:材料を考えてから構成に入る。メモを書きためてから、全体の構成を考え、章立てしてメモを割り振る。
斎藤:冒頭に結論。優先度の高いものから書いていく。リスクの言及、事実関係と意志決定の部分はわけて書く。ブロックごとの小見出しを意識しながら書く。

(3) 一般論や抽象論が多くなってしまう
藤原:主張を持つ。自分の考えの幹を育てる。たとえば、自分の読書傾向にこだわって本を読むと、そこで個性が醸成される。
斎藤:「この文章は何の誰のどのような利益に向けて書いているのか」という意識が必要。文章に具体性を持たせるには比較が有効。比較の対象は具体的に。

(4) 事例やエピソードの引用がうまくできない
藤原:取材の時、内面的な話ではなく、ディテールにこだわる。現場で拾ってきた事例やエピソードがよい。メモ帳やノートを使い、開くたびに目に触れるような状況が望ましい。
斎藤:事例やエピソードにこだわらなくてよい。取材はアウトプットを意識して。ネタは雑誌から拾うことが多い。

(5) データや数字の見せ方がヘタだ
藤原:文章は数字で飾り立てるほど説得力を失う。主張の裏付けとなるものだけに絞って見せる。
斎藤:外部資料の貼り付けは厳禁。「利益」を意識。表やグラフの必要な部分を丸で囲み、その意味や結論を吹き出しのように書くなど、ビジュアルに一工夫する。

(6) 表現力に乏しい、ボキャブラリーが貧困だ
藤原:好きな文章を手書きで書き写し、自分の血肉とする。
斎藤:基本は読書。1日1時間の読書時間が捻出できないのは、文章力以前に仕事力に問題がある。特定の著者の本をひたすら読むことで、そのボキャブラリーが自分のものになる。書き言葉で話してみることも有効。

(7) 目を引くキーワード、タイトルが浮かばない
藤原:タイトルとキーワードは文書の従属物ではない。文章を書き上げてからキーワードやタイトルを探す場合は、自分の書いた文章からいったん離れる。
斎藤:タイトルは文章を書いた後で改めてつけ直す。「この文章の目的は何か」という問いを改めて集約させる。3つのキーフレーズにつながりを持たせるようなことばがタイトルになる。

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2009年06月10日

PRESIDENT 2009.2.16号 その2

PRESIDENT 2009.2.16号 その1はこちら

PRESIDENT (プレジデント) 2009年 2/16号 [雑誌]」です。特集は「逆転のお金術」。

最新版「金持ち家計」の裏ワザ大公開Part1「買っていい金融商品、危ない商品ガイド」。FPの深野康彦氏の記事です。
・海外REITは厳しい。国内REITも値上がり益は期待できない。金融商品は利回りの高いものではなく、発行母体の信用力の高いものを選ぶ。
・資産を「円」だけで持つ発想は危険。
・新興国を抜きにして世界経済を語ることはできない。
・FXは買いでも売りでも利益を立てられる。
 ・FXであれば、ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、ニュージーランドドルあたりにとどめる。
 ・損切りラインを決めるなどリスク管理が重要。
・新興国株の投資信託。
・純金積立は新興国投資信託と相補的な関係にある。
・リスクを負わない安全確実タイプの投資はネット銀行の定期預金、MMF、個人向け社債。

Part2「年収減に勝つ『節約、節税』鉄の時点。経済ジャーナリスト荻原博子氏。
・車を持たない
 カーシェアリング、リース、ガソリンスタンドの安いところをネットで探す。
・ケータイの通信費を見直す
 どんな通話プランが安いか、サービスセンターに電話してもっとも安いサービスに変更。
・教育費は「2・3・4・5の法則」
 習い事は小学生なら2万円/月、中学生なら3万円、高校生なら4万円。そして大学生は、毎月必要な10万円の半分で5万円、残りは奨学金などで子どもに負担させる。「習い事などはムリに押し付けるのではなく、将来、子どもが自分でやりたいことが見つかったときのため、蓄えておいたほうが賢明」(p.100  2段目)。
・貯める方法は積立、財形などでコツコツ。
 子どもの教育費用で貯蓄を使い果たすことのないように。
・住宅ローンは退職時に完済が大前提
 住宅ローン減税などにあわてて飛びつかないこと。60歳までに返済できる期間でローンを組むこと。
・介護、医療の割引、支援制度を利用
 JAL、ANAの介護割引、健康保険の高額療養制度、医療費控除などを利用する。
・オール電化には注意
 何年で元が取れるかを計算すること。ガスストーブの導入、床暖房よりほっとカーペットを部分的に導入するなど、コストダウン効果を見きわめる。
・市民農園の利用
・旅行もガマンばかりしない
 農業や漁業の体験民宿を利用するなど。
・家計の長期プランを作成する
 妻に任せきりにせず、夫も協力する。
 旅行では工場見学なども紹介されています。私も子どもを工場見学に連れて行きたいと考えています。モノを作る現場はとても楽しいですね!

 Part3「年齢別『得する年金』極秘マニュアル。現役年金担当職員 役所ヒロシ氏。
 年齢ごとにチェックするポイントといくつかの免除や猶予などの制度が紹介されています。「脱サラする場合には20年以上勤めてからやめたほうが、将来もらえる年金が増える」というのは、気がつきませんでした。私の場合もあと数年勤めてから辞めるほうがよいということです。脱サラの予定は今のところありませんが(笑)。特例免除、申請免除などの手続きは覚えておくと、クビになったときに便利ですね(笑)。
 公的年金がもらえるのは老後のことだけでなく、「六五歳以前でも病気やケガで障害が残ったら障害年金が、死亡した場合は残された家族に遺族年金がもらえるので、まさに自分や家族を守る命綱」(p.105 1段目)。また、年金相談は「職員が慣れてくる年明け二月が好機」(p.105 2段目)。

 最後に、「会計」考現学の柴山政行氏が「源泉徴収」について書いていらっしゃいます。「源泉徴収と年末調整は国民の納税意識を希薄にするシステム」(p.114)には強く共感します。私もサラリーマンですが、毎年確定申告をおこなっています。サラリーマンのかたがたにはぜひ、これを読んでいただきたいと思います。

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