2008年04月29日

伝わる・揺さぶる! 文章を書く

山田ズーニー著「伝わる・揺さぶる!文章を書く (PHP新書)」、PHP新書、¥693
文章を書くとはどういうことか。本書では「あなたの書いたもので、読み手の心を動かし、状況を切り開き、望む結果を出すこと」(p.32)と明確な目標が与えられています。この目標を達成するために、文章を機能させる要件があげられています。それは−−
1. 意見  まず自分の意見、「一番言いたいことは何か」を発見する。そのために有効なのが「問い」。問いを得る手段として、過去→現在→未来、自分→周囲→日本→世界と、時間・空間を広げていく。これは逆に、漠然とした問いに対して範囲をせばめていく手法もありでしょう。
2. 望む結果  自分は何を書こうとしていて、それは読み手にどんな意味があり、読み手にどうなって欲しいのかを意識する。
3. 何を書くか  論点と意見は呼応する。論点を問いの形にする。また論点の候補には3つある。1つめは読み手、2つめはテーマの中、3つめは自分の中。
4. 自分の立場、相手の立場  相手との距離をはかること。「関係性の中で、自分の立場が見えてくれば、自分の書くものは、自分を取り巻く人間関係の中で、よく機能するに違いない」、「自分の立場を発見するとは、世界の中の小さな自分を発見し、その生かし方を研究することだ」(いずれもp.91)。
5. 論拠  自分の理由、相手の理由。相手の理由を押さえ、それにあわせて論拠を用意する。正論だけではダメで、自分の実感、引っかかりを洗い出す。問題を多角的に捕らえ、自分自身に帰る。
6. 根本思想に忠実であること  「自分の腑に落ちるまで、自分の生き方にあった言葉を探し、言葉を発見し、自分を偽らない文章を書くことによってのみ、読み手の心は動くのだ」(p.110)。

 このあと、本文は実践編へと続きます。こちらは次回。

posted by zxcvaq at 06:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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