2018年06月18日

相続について考える。

倉橋隆行著「損しない相続 遺言・相続税の正しい知識 」朝日新書、¥799

部屋の片づけをしていて出てきた本。とにかく片っ端から読みはじめていた本のうちの1冊です。この本を購入した理由は、うちに財産があるから、ではありません(笑)。相続はむしろ「財産がないからもめる」とどこかで読んだか、知ったことがきっかけ。購入は2012年ですが、パラパラめくったらあまり読む気がしなかったので放置。このたび発掘された次第です。

強迫的に読もうと思ったので、たいして期待もなく読みはじめたのですが、これはよい本だった! もう、ざーっと流して読んでしまえ、と思ったのですが、読みはじめたらおもしろい! 結局最後までじっくり熟読してしまいました。有益でした!

著者の主張はただひとつ、「事前にきちんと準備しておきなさい」ということ。「きちんと」は「ある程度」でもよいので(笑)、とにかく準備。
被相続人も、相続人も、従前から財産状況を把握しておけば、余裕を持っていろいろな対策を打つことができる。いざ相続が発生したときでも、準備していたことを実行するだけだから何らあわてることもなく、相続税の申告でミスすることもない。なにごとも、備えあれば憂いなしである。 (p.86)
です。

制度的なことは、税制改正などで変わっているかもしれません。この本に書いてあることを誠実に実行しても対策として有効でないかもしれませんが、どれぐらいの相続財産があるのか、事前に調べておくことは疑いなく有効です。自分の親に、預貯金とかいくらあるの? と聞くのには勇気がいるのですが、近いうちどこかで確認しておきたいと思います。2012年購入の古い本で価値がないということはなく、今読んで、動き出すきっかけになった、私にとっては絶妙のタイミングで現れた本でした。

メモ。
相続対策は、短絡的な対応では、命取りになりかねない。長期的に技術を駆使して、対策し続けなければならないのである。 (p.99)
資産・負債のバランスシートの中で、相続税をマイナス資産として強く意識することである。そうなれば、プラス資産である土地や現金の有効な運用が必要不可欠になってくる。そして、不動産の運用収入を増やすということは、資産もそれだけ増えるのであるから、相続税も増えることになるが、無益な不動産を活用させることで、結果的に健全なキャッシュフローとバランスシートができてくるのである。要するに、その負債(相続税も含めて)の返済をまかなえるほどに運用収入を増やし、納税準備金として確保しておくということである。 (p.54)


損しない相続 遺言・相続税の正しい知識 (朝日新書)
損しない相続 遺言・相続税の正しい知識 (朝日新書)
posted by zxcvaq at 06:00 | Comment(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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