2016年02月11日

作家の収支

子どもが、森博嗣著「すべてがFになる」のシリーズをまとめて5冊ぐらい買ってきました。私は1冊目しか読んでいなかったのですが、これを機会にシリーズ2冊目の「冷たい密室と博士たち」に手を出して、ついでにと思って手に取ったのがこの本。森博嗣著「作家の収支」幻冬舎新書、¥821

裏表紙によると、森氏は「19年間に280冊の本を出し」、(中略)「総発行部数1400万部、総収入15億円」というから驚きです。何が驚くって、そんなに正直に金額を言ってよいのですか(笑)?

「人気作家が印税、原稿料から原作料、その他雑収入まで客観的事実のみを作品ごと赤裸々に明示した」(裏表紙より)本です。

なれるものなら作家になりたいと思います。ベストセラーを出せば、一生どころか、孫子の代まで食わせていける。この本を読んでいると、カンタンになれそうな気もしてくるから不思議(笑)。「小説家という仕事は、有望とはいわないまでも、意外に将来性のある職種なのだ。これは、ひとえに人件費がかからないから不況に強いということ、資本がいらず設備もいらないこと、そして、比較的短時間で出荷できること、などの好条件」(pp.195-196)。「はっきり言って、誰にでも書けるものだ。日本人なら、小学校の高学年にもなれば、もう書ける人が多いだろう。」(p.196)、「小説を書くために仕入れなければならない素材がない。つまり、原材料がいらない。ゼロから生み出せる」(p.150)などの記述も見られる。カンタンだ、とばかり言っているのではないですが、こんな記述ばかりが目立っているような(笑)?

この本では収支、つまり収入と支出を、正直に告白していらっしゃいます。収入でいえば、印税や原稿料だけでなく、映画の原作、ドラマの原作で得たお金や、講演、インタビューなどの(印税と比べて比較的)少額な収入についてもあげてあり、単発ドラマより連続もののドラマの方が原作料は高いなどといった細かいことまでよくわかります。支出で気になるのは経費部分なのですが、あまり節税はしていらっしゃらないようです。経費とは別に趣味の部分で支出はあるが、それも収入の1割までとのことですから、知れてます。つまり、金が貯まる一方ということ。うらやましいです。しかし、私にもしお金があったら何に使うかといえば、それほど使い道がないようにも思います。

自分が作家になったときのことでも考えておくかな(笑)。

作家の収支 (幻冬舎新書) -
作家の収支 (幻冬舎新書) -

すべてがFになる (講談社文庫) -
すべてがFになる (講談社文庫) -

冷たい密室と博士たち (講談社文庫) -
冷たい密室と博士たち (講談社文庫) -
タグ:森博嗣
posted by zxcvaq at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
タグクラウド