2013年07月13日

「野球の強化書」

後原富著「高校野球は頭脳が9割」東邦出版、1,365円。

よい本だと思いました。

(前略)私は、「甲子園に出ること」も大切だが、「将来、人間としてレギュラーになること」のほうが、もっと大切なのだという哲学を指導の中心に置きました。そのためには高校の3年間が、ますます野球が好きになる時間であってほしいと考えていました。(p.4)

建前かもしれません(笑)。しかし、大切なことだと思います。

子どもたちの野球に関わっていて、いつも思うことがあります。みんながプロになれるわけではない。進路を決定していく中で、今のメンバーで野球ができるのはこれが最後。でも、10年たっても20年たっても、「あのときの仲間」が集い、また楽しく白球を追う。この仲間が一生の仲間であることを、忘れないでいてほしいと思います。

それぞれがそれぞれのレベルで野球を続けていく。草野球でかまわないし、それこそ子どもが生まれたら一緒にキャッチボールするだけでもよい。野球で人がつながっていることを実感してほしいと思っています。

それはそれとして、どうせやるならうまくなってほしいし、高いレベルでやってほしい(笑)。

目次を紹介します。

第1章 打撃の“頭脳"を鍛える
第2章 走塁の“頭脳"を鍛える
第3章 守備の“頭脳"を鍛える
第4章 投手の“頭脳"を鍛える
第5章 捕手の“頭脳"を鍛える
第6章 チームの“頭脳"を鍛える
第7章 トレーニングも“頭脳"で変わる
第8章 指導者の“頭脳"を鍛える

打撃、走塁、守備など個々のプレーや練習方法、チームとしての戦略にも触れています。野球を理解する上で参考になる。守備の動き方など、細かく書いてあります。

こうした動きが自然にできるようになるまで、練習を重ね、チームとしての熟成をはかっていかなくてはならない。

おもしろく、奥深いスポーツだと思います。

プロにしろ高校にしろ、中継で見るのはピッチャー、キャッチャーとバッターが写っている、バックスクリーンやや左方向からの画。でも、実際にグラウンドを見てみると、見えないところで内外野が細かく動き、対応していることがよくわかります。

間を抜かれる打球は、もちろんある。しかし、打球が飛んだときに球を追う外野、中継に走る二遊間、カバーに回る投手や他の外野手、指示を出す捕手など、流れの中でプレーする選手たちの動きに感心します。

スポーツは、テレビではなく、スタジアムなどフィールドで実際に見るべきですね。



posted by zxcvaq at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
タグクラウド