2011年07月28日

上司である前に、人間として。江口克彦著「上司の哲学」

江口克彦著「上司の哲学―部下に信頼される20の要諦 (PHP文庫)」PHP文庫、¥440

著者は長年、松下幸之助氏につかえ、PHP総合研究所の前の社長をつとめられたかた。現在は「みんなの党」最高顧問でいらっしゃいます。

リーダーシップはどうあるべきかを説いた本。職場の勉強会で、役職者のかたから勧められました。

上に立つかたは経験を積み、知識を蓄え、人格を陶冶されたかたがなられるのだとつくづく思います。これまで見てきた何人もの上司や先輩、あるいは今回のように本で読む会社経営者のかたなど、みなさんすばらしいかたばかりです。

上に立つに値しない人々は、すぐに淘汰されていくのでしょう。また、「地位が人を作る」ということもあるので、「上に立った結果、立派になった」という例もあるかもしれません。

とにかく、会社で上がっていくためには、性格さえも磨くべきでしょう。

でもそれは、「会社でのし上がっていくため」だけではない。結局、人格を磨くことで人間として成長していくのでしょう。ふだんの生活が変わり、生きかたが変わることで、たとえ会社でえらくならなくても、心豊かな生活を送れるのだと思います。

メモ。
松下電器を創業してまだ間もない頃、松下は二百五十年後の夢を社員に語りかけている。「松下電器の生産した電気製品を通じて日本をすばらしい国にしたい。そのような願いの実現を我々が十世代にわたって熱心に目指していくならば、二百五十年後には相当の成果が上がるだろう。私は松下電器をそういう会社にしたいんだ」と。(p.26)

人間関係を円滑にするためには、それなりのテクニックも必要かもしれない。しかし、そのテクニックの前にある心を見逃してはならない。心があるからこそテクニックも活きるというものだ。(p.46)

成果だけをほめられていれば、「とにかく結果を出しさえすればいいんでしょ」というふうになる。しかしそのプロセス、成果を出すまでの熱意をほめられれば、そこに喜びとやる気が生まれてくる。(p.55)

一年や二年早い遅いなどということは、長い会社人生においてたいしたことではない。改札口は一人ずつしか通れない。だから、そのときの順番で通ってもらっているだけの話だ。(p.96)

立派な教えを説くことは大切である。しかし、それ以上に重要なことは、それを身をもって実践し、範を示し貫き通すことだ。たとえ、どんなにいいことを説いても、その為すところがそれと反していたのでは、充分な説得力をもち得ないばかりか、人間として滑稽だろう。(p.128)


posted by zxcvaq at 07:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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