2011年06月07日

現在の、日本代表サッカーの位置。山本昌邦・戸塚啓著「世界基準サッカーの戦術と技術」

第1,221回。

山本昌邦・戸塚啓著「世界基準サッカーの戦術と技術―成功を導くノウハウが満載!決定版テクニカルレポート」新星出版社、¥1,365

この本の存在をもっと早く知っていれば。

■目次
序章 現代サッカーのトレンドと日本の現在地
第1章 南アフリカ・ワールドカップ総括
第2章 南アフリカ・ワールドカップから見る世界基準
第3章 育成年代の強化プログラムの見直し
第4章 世界基準のサッカー選手の本質と真相
第5章 2014ブラジルW杯に向けた代表強化の指針
終章 日本代表の現状と今後

サッカーを好きな人は、この目次だけで即買いでしょう。サッカーを嫌いな人もpp.198-199だけ開いて下さい。まだ手に入るよな?

才能は褒めるな。努力したことを褒めろ。
小さな努力を大きく評価しろ。
失敗の量が多い選手は、成功の量も多い。大きな失敗をした選手が、大きな成功に辿り着く。

これ、この本の中でいちばん気に入った部分です。

また、日本代表の監督を誰にするか、という議論はいつも出ています。岡田監督はオシム監督の代打でしたが、りっぱな代打だった。この本を読んで、監督は日本人であるべきだと思うようになりました。しかしそれだけの覚悟を誰かに背負ってもらうのも、自分でなければ無責任だし。先日のペルー戦は引き分けでしたが、スポーツ紙の見出しに「ザッケローニ不敗神話」などという見出しが見えました。「チームの勝利や個人の活躍を無条件に讃えるのではなく、メディアは世界基準というフィルターを通してニュースを発信していくべきだ」(p.162)に全面的に同意。


メモ。
日本のベスト16進出の契機となったのは、岡田監督の決断だった。ギャンブル性の高い方向転換へ踏み切ったのは評価できるが、指揮官の決断に実行力を持たせたのは選手たちである。(p.62)

ユース世代の強化は育成と結果の二者択一ではなく、両方を視野に入れた指導を求めるべきなんですよ。(p.178)

本当に審判のミスだったとしても、2点取って試合を引っ繰り返すようなメンタルを求めていかなければ。(p.188)

「グラウンドの外では、メキシコの代表であるという誇りを忘れずに、チームの規律を守る。いつでも代表としての責任を持つこと、試合ではメキシコ代表のユニフォームを着ることに喜びを感じて、汗でビショビショになるぐらい走りなさい、と話しています」(p.201)

プジョールのような選手を育てていかなければ、彼のような謙虚さと優しさがなければ、世界チャンピオンにはなれない。(p.204)


posted by zxcvaq at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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