2011年05月20日

食べ物の品質は値段にほぼ比例する。山本賢治著「日本の食は安すぎる」

第1,203回。

山本謙治著「日本の「食」は安すぎる 「無添加」で「日持ちする弁当」はあり得ない (講談社プラスアルファ新書)」¥840

山本謙治さんの名前を知ったのは、日垣隆氏がパーソナリティを務めていらっしゃったTBSのいまはなきラジオ番組「サイエンス・サイトーク」でした。あの番組はすごく好きだったのですが、いまではサイト上に影も形もない。残念です。むかしの分はアーカイブしておいていただければと思うのですが。あれは貴重な財産だと思います。かろうじて私のPCに残っているものを、いまでもときどき聴いています。

と、昔を懐かしむのはこれくらいにして。

サイエンス・サイトークで山本謙治さん、通称やまけんさんを知って以来、彼のサイトやまけんの出張食い倒れ日記もRSSで毎回読んでいます。

やまけんさんは東日本大震災に際し、炊き出しへの支援を行っていらっしゃいます。詳しくはやまけんの出張食い倒れ日記: 東日本大震災 Archivesをどうぞ。

食べ物の話は私自身関心がありますし、何より読んでいておもしろい。特に、東京農業大学名誉教授の小泉武夫さんの文章は好きで、よく読んでいます。たくさん著作がありますので、ご参考までに。

食べ物本の悪いところは、読んだら食べたくなること! しかもうまいモノの話ですから、なおさら! この本でも、食べてみたくなるような食材がたくさん出てきます。やまけんさんのブログはもっと食べたくなりますから(写真もグッド!)、覚悟して読むように!

ちなみにこの本、ひとつだけクレーム。写真がカラーだとなおよいですね!

メモ。
私は「買い控える」ことよりも「買い支える」ことの方が、世の中にポジティブな波を起こすことができるはずだと考えている(p.38)

在来品種には「そのままでは美味しくない」と思われる性質が備わっていることが多い。しかし、それはある瞬間に「美味しさ」に昇華する。そして、昇華した美味しさは、一般品種にはどうやっても出せないものなのだ(p.75)

鶏舎飼い卵と平飼い卵を、そう簡単に優劣づけてしまっていいものかと考えている(p.116)

「安いってことは、どこかにしわ寄せがいってるってことだよ。で、どこにそのしわ寄せがいくかといえば、食品の場合は、だいたい人の身体さ」(p.138)

「もったいない」と言う資格があるのは、生産者自身か、できる限り消費をしようと試みた人だけなのだ(p.185)

とにかく30秒間、目の前にある食品を本当に買いたいと思っているのかを考えてみる。それだけで、あなたの購買行動に、今までなかった意味が出てくるはずだ。(p.187)

posted by zxcvaq at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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