2009年01月22日

となりの車線はなぜスイスイ進むのか?

トム・ヴァンダービルト著「となりの車線はなぜスイスイ進むのか?――交通の科学」早川書房、¥1,890
小飼弾氏のブログで見て、本屋で発見しましたので購入。今年2冊目。自分の運転行動を見直しました。

 複数車線が合流する際、早めに合流するほうがよいのか、合流はギリギリまで延ばすべきか? 日々悩みますね(笑)。私は早めに合流しておくほうが気楽で好きなのですが、交通量全体として考えたときには後から合流するほうがよい。そのほうが車線を有効に使えるからです。そして、最終合流地点で交互に入っていく。なるほど、合理的です。でも入れてもらえないことがありますね。入れてあげないこともありますし(笑)。

 よくいわれること−−飲酒運転はいけない、スピードの出し過ぎはいけない、etc.−−こうしたことがなぜいけないのか? もちろん、危険だからです。ではどれぐらい危険なのか? 具体的な数字で説明してくれます。また、事故を起こす典型…… 第9章のタイトル「スーパーボウルの日曜日にビールを飲んでいるフレッドという名の離婚した医者とモンタナの田舎でピックアップ・トラックに乗るべきでないのはなぜか?」 すなわち、「スーパーボウルの日曜日」(ただでさえ日曜日は高いが、中でも特別な日曜日、特に負けチームのホームタウンで)、「ビール」(飲酒)、「フレッド」(男性)、「離婚経験者」、「医者」(職業)、「モンタナの田舎」(場所)、「ピックアップ・トラック」(車種)…… こうした要素が、事故の確率を高めるようです。飲酒はともかく、それぞれ理由があるのですよ! 医者が事故が多いなんて、アメリカの事例のようですが、なるほどと思います。

 ヘッドホンをつけて車に乗るのは危険であり、禁止されていると思います。ではカーラジオならよいのか(禁止はされていない)? 携帯電話はヘッドセットをつけていれば合法だが、それでよいのか(本当に安全か)? 音楽ならともかく、Podcastは運転が散漫になる可能性がありますね。考え直すよい機会になりました。聞きながら運転するのは、あまりほめられたものではない。でももし聞くのであれば、機器の操作はしないこと。自転車に乗っていてもヘッドホンは禁止されていますから、何で通勤するにしても時間がもったいないと思うのですが、安全には変えられません。カーラジオもしかり。運転中には操作しないことにしました。操作によってそれだけ、事故の確率は高まります。

 事故のニュースを聞いて、原因が「スピードの出し過ぎ」だったり「いねむり」だったり、聞くたびに「これは自分のことだな」といつも思っています。「自分とは無関係」と思えない。このニュースは自分だったかもしれないと、いつも感じています。今日は自分でなかったとしても、明日自分のこととして報道されないとは限りません。その意味では、車に乗ることは責任を伴っていると覚悟して乗らなければならないと、つねづね感じています。自転車の場合は、人を傷つけるおそれがあるとはいえ、もう少し気楽に乗れますが。車に乗る時間が長ければ長いほど、事故をする、または事故をもらう確率は増えるわけですから、日々の通勤に車を使っていることは常に危険と隣り合わせであることを意識しています。

 「ヒヤリハットや事故そのものは、それに至るまでの一連の出来事よりも、ずっと鮮やかに記憶に残る」(p.105)。実は事故してしまう前の時点で問題行動があったとしても、そのことを忘れがちです。また、「問題は運転技術そのもの(中略)ではなく、自信過剰から来る失敗なのだ」(p.109)ということばも、私に注意を呼びかけています。私は運転が下手なのです。だからいつも注意して、カーブではスピードを落とし、次の瞬間に事故が待っているかもしれないと予測しながら運転すべきなのです。「私」はわたくしであり、同時にあなたでもありますよ。

 事故のことばかりを取り上げていますが、それ以外のさまざまなTipsも、ちょっとした話のネタになります。こいつは、年のはじめから良い本に出会えました。ぜひ1冊、お手元に!
 
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posted by zxcvaq at 07:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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