2008年12月18日

THE 21 2008年12月号 その3

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THE 21 (ざ・にじゅういち) 2008年 12月号 [雑誌]」です。総力特集は「一流の努力術vs二流の努力術」。第2部は「『3年後の自分を作る』最強の努力戦略」。

○オーベクス国際交流協会副代表 豊田圭一氏
(1) 巧遅は拙速に如かず
 「完璧でも遅い」より「悪くても早い」ほうがずっとよい。これはその通り。仕事の基本とおっしゃっていますが、私がこのことを意識するようになったのはこの2年ぐらいですね。遅いと話になりません。
(2) 抱え込まず、上司を利用せよ
 これもしかり。上司だけでなく、周囲を上手に利用するのがよいと思います。仕事の平準化を図り、「自分だけ残業」がないようにしましょう。
(3) 「計画8割」でゴー!
 事前に完璧な計画を立てなくてよい。仕事や事業を展開しながら軌道修正していくほうが現実的。
(4) 10歳ぐらい上のロールモデルを持つ
 2〜3歳では自分に近すぎ、20〜30歳上では育ってきたビジネス環境が違いすぎる。社内にいなければアウェーに飛び込み、積極的に相手から吸収せよ。
(5) 好きなことを成就したいという熱意が大事。

※豊田流「実行力が身につく”心の壁”突破法6
1. 時間とお金がないから実行できない
 それは言い訳。なくても何とかなる
2. 人脈がないから実行できない
 人脈がなければ作れ。まずは自分を高め、相手に提供できることがないか探してみよ。自分の身の丈にあった人脈しかできない。
3. 自分のアイデアがなかなか通らない
 もう一度自分のアイデアを叩き、検証して問題点を探してみよ。
4. まだ実行するタイミングではない
 実行タイミングはいま。
5. 失敗するのが恐くて挑戦できない
 アイデアを実行に移して失敗するのと、リスクを恐れて実行しないのでは、前者が成長する。リスクを減らして挑戦する気持ちを持ち続けよ。
6. 組織の中で実行する立場にない
 本当によいアイデアなら、多少折れてでも周囲を説得せよ。今実行できる立場にある人も、最初からその立場にいたのではなく、自分で勝ち取ってきた。

○弁護士 荘司雅彦氏
(1) まず、取りかかる
 人間は仕事をしているときに時間を忘れて集中する状態になりやすい。仕事そのものをウォーミングアップにする。仕事の差は能力の差ではなく、取りかかりかたの差。
(2) 仕事をゲーム感覚で行う
 個人営業の時、「また断られたらどうしよう」ではなく、話を聞いてくれるのは男性と女性でどちらが多いか、年配者と若者ではどちらが話しやすいかなど、顧客分析をしてみる。自分の工夫で。
(3) 身近にいる「仕事ができる人」のリズムや型を真似て会得し、その上で自分のオリジナリティを発揮する
 一番注意するのは見栄を張らないこと。素直に良いところを吸収する。
(4) 貸しを作る
 他人の協力を得るために。借りを作れば作るほど、恩を返したくなる「報恩の法則」。

※荘司流 仕事を楽しくするプチスキル
1. 雑誌の記事をクリップする
 元はブログのネタ作りのため。旬のテーマをクリップして社会情勢を押さえるだけでも会話にふくらみが出る。
2. 手帳やカバンをいろいろ試してみる
 手帳の使い心地が変わっただけで時間管理の精度が変わる。
3. 量販店や書店のフロアをチェックする
 売れ筋を見て消費動向や景気動向を予測する。
4. 時間があるならとことん調べてみる
 目的以外の箇所に目を通すことでのちの検索能力が飛躍的に高まる。新入社員にはお勧めのスキル。

○松竹芸能(株)事業開発室長 小山龍介氏
(1) ブルー・オーシャン戦略で賢く効率的に努力してオンリーワンを目指す
 自分だけのブルー・オーシャンを見つけ、実践する。
(2) 仕事の順番を変えてみる
 基本的な仕事の仕方をすでにマスターしていたら、顧客満足度の高い提案ができるのでは? 入社5年目以降の仕事術・努力戦略。
(3) アウトプットは時間設定でタイムプレッシャーを課し、インプットは到達目標で管理する
 地道な作業を改善することも重要。仕事に夢中になれる仕組み作りに楽しみながら取り組む。

※小山流 仕事効率UPハックス4
1. ToDoリストを複数持つ
 TPOに応じて複数のToDoリストを持つほうが、仕事単位ごとに効率的に仕事を処理できる。
2. 月曜日には人と会わない
 月曜日は1週間を効率よく使うための準備に充てる。
3. 意識的にタメの時間を作る
 人が集中できる2時間のために、逆に何もしないための時間を作る。「今自分がどういう状態にあるのか」を感じながら瞑想と同じく「集中するために休んでいる」と意識する。
4. 集中タイムに雑用をしない
 経費の精算、形式的な打ち合わせ、ネットサーフィンは別の時間に。

○米国公認会計士/(株)プレミアム・インベストメント&パートナーズ代表取締役 牛堂登紀雄
(1) 会社の中で自分の名前を売り込む
 社内の行事に必ず手を挙げる。仕事は選ばず、どんな仕事にも手を挙げることと謙虚な気持ちを忘れないことの2点に注意。
(2) オンとオフの区別をつけない
 a. オフィスから出た後もアンテナを張り続けたほうが仕事のアイデアが浮かぶ。
 b. 仕事から離れた場面にこそ仕事の教材がたくさんある。本人の意識次第で何からでもヒントが得られる。
(3) 1年後に向けて、目の前の仕事を楽しむ
 選択肢やチャンスは日々変わる。何年も先のことはわからないから、目の前の仕事を楽しく一生懸命やる。また目標にこだわりすぎ、"いま"を犠牲にすることのないように。

※牛堂流 努力を「見える化」するための6ステップ
1. 自分の欲望をすべて書き出す
 新しいノートに書き込む。目標100個。カテゴリー別にわけて考えると出やすい。
2. いまやるべきToDoを書き出す
 1年以内の。仕事からプライベート、今気がかりなこと、将来気がかりなことなど、ささいなことまで100個。
3. ToDoの優先順位をつける
 優先順位をつけて実行。「やらないと困ったことが起こるか」、「ワクワクするか」の基準で。必ず達成予定日を入れる。自分より他人がやったほうがよいことは除外。
4. 行動レベルのToDoに落とし込む
 優先順位をつけた1番目から眺めてみて、「今日」何をすべきか考える。もしわからなければ、今日から行動できるような小さい項目に分解する。
5. 処理が済んだら消していく
 優先順位の1番目から集中的に処理。基本は一点集中撃破。やり終えたToDoは赤線を引いてどんどん消す。1冊のノートを使い終えると、「これだけやった」という自信につながる。
6. 常にrevise(更新)していく
 新しいToDoが出てきたらリストに書き加え、優先順位を調整。書ききれなくなったら新しいページにすべて転記。先延ばししていたToDoが確認できる。ノートを使い切ったら、ふたたび1〜5を実行。定期的に自分の脳みそを棚卸しする。
 これはいわゆるGTDですね。私もやったことがありますが、A4のコピー用紙に書き出して、そのままでした。なぜか続きませんでした(笑)。改めて挑戦してみたいと思います。まずは新しいノートを手に入れるところから。

 最後に、「ビジネス界の偉人たちが遺した『努力の言葉』」が紹介されています。
松下幸之助「些細なことを、おろそかにしない心がけが、人生を大きな成功に導く」
安藤百福「人生に遅すぎるということはない。50歳でも60歳でも新しい出発はある」
本田宗一郎「チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ」
 cf. P. F. ドラッカー「自らに求めるものが少なければ成長しない。だが多くを求めるならば、何も成長しないものと同じ程度の努力で、巨人にまで成長する」
福原有信「見せかけの模倣は駄目だ。やるなら徹底的に根本から始める」
小倉昌男「悪い循環から脱するには、全然別の場所に移り、まったく新しいところで仕事をしたらどうかと考えた」
 cf. マイケル・E. ポーター「戦略とは、何をやらないかを決めることである」
中内功「秩序の破壊なくして前進はない」
 いいことおっしゃいます。これが自分の血肉となるように、自分なりの努力を積んでいかなければならないと思いますが、私は「がんばる」「努力する」とかいう言葉が嫌いで、大切なのは「がんばる」とか「努力する」を、具体的な方法に落とし込むことが重要だと思っています。たとえば「些細なことを、おろそかにしない心がけ」とは、「職場でゴミを見つけたら拾う」といったこと。それがやがて何かにつながっていくのだと思っています。



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posted by zxcvaq at 07:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | THE 21 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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