2008年08月24日

PRESIDENT 2008.6.16. その1

PRESIDENT (プレジデント) 2008年 6/16号 [雑誌]です。特集は「挑む! やり抜く! 『歴史・古典』入門」です。引用したい言葉がたくさん出てくる特集です。とりあえず今日はその1。

特集の最初は日本総合研究所会長の寺島実郎氏による「『混迷の時代に輝く人』の4つの共通点」。南方熊楠のいう「脳力(のうりき)」=考え抜く力を鍛えるために、必要なのは歴史観を持つことであるとし、
(1)「時間軸」と「空間軸」を持つ
(2)「人間山脈」  一人の偉人だけでなく、そこから連なる師弟関係などの人間関係の連なり
(3)「中年の危機」  組織と自分、自分を取り巻く人間関係、気力や体力の変化で感じる焦燥感やむなしさが、後の大きな業績と結びつく。これを克服するのが「人間関係」と「使命感」。友人や出会いが人生転換の大きなきっかけとなる。また「自分はこれをやるために生まれてきたのだ」とある種の覚悟を決めて新しい道に踏み出す
(4)「マージナルマン」  組織と組織の外の両方に軸足を置き、両方で評価される。「どちらにも甘えず、バランス感覚と緊張感とを持って境界に立つ存在」(p.40 2段目)としている。
 21世紀の組織はオーケストラの指揮者型のリーダーが求められているとしている。「パーツ、パーツの能力を最大限に生かして、全体としていいシンフォニーをつくり上げる」(p.41 1段目)。また境界の外に通用させるために、「アグリー・トゥ・ディスアグリー」、すなわち「自分が愛情を持つもの、あるいは訴えたい事柄について、相手が何の理解も持たなかったり、むしろ敵愾心を持っている状況で、当の相手を目の前にして、いかに的確に説明し納得させられるか」(p.41 4段目)が大事であるとする。
 マージナルマンとして、空海、鈴木大拙と共に、「坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)」の秋山真之を上げている。責任感と集中力で、秋山から刺激を受けたとのこと。寺島氏は最後にご自身がロシア極東で学生を相手に講義したことを例に、「異国と、未来に向けた建設的な議論をするためにも、必要なのは歴史という軸なのである」(p.43 4段目)とし、歴史を未来に生かすことが「時代を創造する基本動作である」(同)とする。「坂の上の雲」、やはり読んでみたいです。

「城山三郎が感嘆した 志と大儀の名リーダーたち」(PRESIDENT 2001.2.12号から再録)では、経営者たちの素顔が見られるよい企画です。城山氏も含め、すでにみなさん他界されていますが、こういう人たちが、ほんのつい最近まで日本にいらっしゃったのですね。城山氏の魅力を感じる経営者の三条件
一 いつでもあるべき姿を求めていること
二 つねに生き生きしていること
三 卑しくないこと(p.51 4段目)
を引用しておきます。

この号、明日もまた取り上げます。PRESIDENT 2008.6.16. その2はこちら



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posted by zxcvaq at 05:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | PRESIDENT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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