2008年08月03日

PRESIDENT 2008.6.2.

すでに出版社も品切れ、amazonでも手に入らないようですが、PRESIDENT (プレジデント) 2008年 6/2号 [雑誌]です。今さらながらですが、これはいい企画でしたね。樋口裕一、斎藤孝両氏による「『原稿1枚・5枚・10枚別』スラスラ書く技術」は勉強になります。樋口さんの「原稿用紙1枚」は、演繹的に書くことと帰納的に書くことの使い分けを説いておられます。ただし帰納的に書くときも、演繹型で書いてから理由と結論をひっくり返すほうが簡単とのことですから、まずは演繹的に書く訓練をしたらよいのでしょう。
 斎藤さんの「原稿用紙5枚」では、
・アウトプットを前提としたインプット(情報収集)をする  「ある種の直感で引っ張ってきた複数の情報に関係性をもたせ、情報間に橋を架けるようにしてキーワードを作り出す作業を指します。その作業こそが考えるという行為であり、アイデアを練るということです」(p.36 1〜2段目)。また5枚書くための習慣として、
・三色ボールペンを使って本や資料に線を引いたり、付箋を貼る。
・「縁」の感覚を意識しながら、情報をためて自分なりの「情報アルバム」を作る
・日常生活で何かにつけ「ベスト3」を決める  適度に離れた3つをつなげる論理を組み立て、考えを練り込んでいくことで新しい気づきや価値あるアイデアが生まれる
など、具体的ですぐにでも取りかかれそうな手法です。
 続いて応用編として、両氏による「原稿用紙10枚」へと展開します。社会人になるとこういう文章って書くことがなくなりました。外部からの求めで書くこともないわけではないのですが、プレゼンや内部資料など、もっとコンパクトに要点をまとめたようなものを作ることのほうが圧倒的に多い。では「原稿用紙10枚の書き方」は無意味かといわれるとそんなことはありません。樋口さんの場合は小論文の書きかた講座となっています。また斎藤さんは引用力、文脈力、優先度、絞り込みの話、そしてタイトルの重要性を掲げておられます。お二人とも、読書の重要性をおっしゃっていますが、どちらも単に読むだけではダメだといさめていらっしゃいます。数を読めば、いい本・悪い本の判別は比較的かんたんにできるようになると思いますが、斎藤さんが言われるように、「能動的な読書」とでもいうか、線を引いたり付箋を貼るだけでも、読書はずいぶん変わると思います。

 続いて、「一流企業トップ12人が日常文書を添削」。よかったのは「お礼状」(p.52〜53)。私の苦手な文章ですが、「書いている人の顔が浮かんでくる」いい文章だと思います。私もこの点を心がけたいと、常に思っています。また実務的な話では、成毛氏の「依頼状」(p.54〜55)も参考になると思います。これは文章が劇的に変わるということより、相手の知りたいことを把握して折り込むということですね。小手先のテクニックを学ぶより、結局こういうのが文章改善には必須なのかもしれません。文章は必ず読み手が存在しますから、読み手のニーズを的確に把握し、求められているものを書くことが重要なのでしょう。「断り状」(p.58〜59)、「詫び状」(p.60〜61)も基本が押さえてあります。結局、ここに取り上げたのは「私が」苦手な文章なのかな(笑)。

 この号、次回もう一度触れます。

posted by zxcvaq at 07:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | PRESIDENT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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