2008年07月28日

サイエンス・サイトーク/岡田斗司夫氏「経済効果をひねり出す 2007/10/21」

前回はダイエットの話が中心。今回はそこからもう少し踏み込んだ話になっています。

・ダイエットの成功は維持できているかどうか。ある期間で減らすことは可能だが、それが続くか。目標に達した時点でまた食べ始め、同じ食生活に戻り、体重も戻る(リバウンド)。
・レコーディングダイエットは食習慣、生活習慣自体が変わる。
・チョコレートが大好きだが、たくさん食べず、1コあたり単価の高いデメルにする、など。ダイエットはぜいたく。いいものだけ食べる。
・レコーディングダイエットは減っているかぎり誰にとっても楽しい。預金通帳の残高が増えていくごほうび感覚(やせている人にダイエットの良さを説明するのには適切な例か)。
・運動系ダイエットの弱点は投資に対して見返りが少ない。食事を変えると最初の3〜4日目で1kg減ってくる。これはローンでものを買う感覚。先に成果がもらえ、後払いでちょっとずつ努力。
・痩せると宣言して、周りからも痩せたといわれる「観客効果」より「自己満足」のほうが高い。
・焼き肉を食べて6000kcal/日でも、1週間で10,500kcal/日にならして考えればそれほど苦痛ではない。「理屈と膏薬はどこにでもつく」。焼き肉が食べたいので(笑)居直れた。
・1500kcal/日で、500kcal/日とするとだんだんタイトになってくる。ならして考えると、それほどでもない。また、食べ過ぎてしまったことは忘れる(笑)。もし忘れることが増え続けるのであれば、それはダイエットの進行が早すぎるので、「助走期間」(記録を取るだけ)に戻る。
・相談する人がいると「エステサロン型ダイエット」になる。自己管理して自信をつけるほうがよいのでは?
・体重だけは今も量っている。食べ過ぎた日の翌日に増えたことを確認して、食べるものをセーブして体重が戻る。
・本にまとめようと思ったのは2007年に入って、90kgを切ってから。自分のダイエットはノートを取るのが苦でない自分のようなタイプにしか使えないと思っていたが、ブログを見ている人がやり始めて全員急激に痩せていったことから、「これはいける」。そしてダイエット本は「1キロ1万部の法則」がある(笑)。
・学生時代から経営者。お金に換算して考えるクセ。スタッフ50人×20万円で1か月1,000万円、5か月で5,000万といった計算。
・ガマンができず、そのとき楽しいことをやっている。
・何かをメモするのは「迷う」と「悩む」を分けるため。「悩む」は頭の中で整理がつかない状態。整理がついて、どれを優先したらよいかわからないのが「迷う」。悩んでいるときは書き出す。30も悩みを書き出せば、悩みはつきる。この中でグルーピングし、「迷う」まで持っていく。心のストレスが半分以下になる。
・ひとりでぼーっと考えても整理できないが、メモした時点でかなり解決。カウンセラーがやっていることと同じ。紙とメモ帳があればタダでできる。
・「迷い」にまで来たら、あとはほっておく。優先順位が決まらなければ、その日はそれで終わり。次に気になった時点で見直すと優先順位が変わっている。だんだん解決に近づいていくもの。一気に解決まで持っていくのには無理がある。
・メモしたらいいとアドバイスするが、実際にしている人はあまりいない。嫌なことがどれぐらい減るのかまでわからないから。メモは苦痛だが、それを上回るメリットがはっきり見えないと普通の人は行動しない。

・「オタク」は金になるようになったが、相変わらずモテない(笑)。オタクはモテるなどということにお金を使わず、結局オタク方面にお金を使う。
・モテるは女性の場合、「わたしの好きな人に振り向いてもらえない」というぜいたくな悩み。オタクの場合は「世の中にはオレを相手してくれる女性は一人もいない」。金持ちの「お金がない」と貧乏人の「お金がない」に似ている。
・モテたいと思えなくなってきている。投資効率が低い(男性は女性に比して)。
・ゲームは手間に対して得られる快感が非常に大きい。「柔らかいものを噛んでいると固いものが噛めなくなる」のと同じで、一度恋愛して面倒くさいから撤退する。「もういいや」。
・コミュニケーションを重視する風潮に合致するのは人口の5%程度。人間が嫌いな人もいる。人の有り様は自由。人間は本質的に人好きであり、人嫌いである。恋愛は健全な人間関係がとれないことの証明である。育児が過去の恋愛関係の清算で、「こんな関係を築きたかった」ものを子どもに対して行っている。
・オタクが増えることで人間関係の構築がうまくいかなくなるのではなく、もともと人間は関係を築くことが上手ではなかったので、これで自然。
・「勉強した似非科学」と「勉強した科学」が論争すると似非科学が勝つ。科学は傲慢で、子どもが死んだ母親の絶望を救えない。科学が科学のために働いていることは人類への裏切りである(笑)。

たとえが秀逸ですね。聞いていてけっこう笑えました。でもさすが、世の中のことをよく見ていらっしゃると思います。日垣隆氏とのトークは絶妙ですね。日垣さんがおもしろいからは当然ですが、岡田氏もノッてしゃべっていらっしゃいます。

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posted by zxcvaq at 05:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | サイエンス・サイトーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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