2008年06月29日

サイエンス・サイトーク/築山節氏「ぼけない頭 2007/3/18」

昨日に続いて、同じく1年以上前の、築山節氏の回です。これもおもしろかった。築山先生は「脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)」を読みましたが、最近出た「脳と気持ちの整理術―意欲・実行・解決力を高める (生活人新書 250)」もおもしろかったです。こちらは立ち読みでざっとしか読んでいませんが、いずれきちんと読みたいと思っています。

・仕事は忙しい人に頼むのが理にかなっている  忙しい人は仕事を効率よく回しているから、結果的に早くできる。
・雑務はしたほうがよい  脳から見ると雑務は必要で、たとえば「整理」や「人と会う」など、自分の身体を動かす雑務は必要。目をつむっていてもできるような雑務はやらなくてもよいかもしれないが、人に何を任すかは考慮する必要。
・脳の組織的な健康だけでなく、社会的な健康も大事。人とのつきあい(会話)は頭の訓練に役立つ。特につきあいのない人との会話が大切。以心伝心はよくない。「わからない人にわかるように話す」ことなどが有効。
・携帯電話やメールのせいで、話がうまくできない人が増えてきている。テレビなどの受け身な情報ではダメで、自分から発することが必要。
・映画を複数の人で見て議論することは記憶の固定に有効。聞いただけ、PCに入れただけではダメで、出力することが大事。また話し合うことで相手のバックグラウンドを知ることができ、社会がより豊かになる。
・ブログも脳活性化に有効。ただし直接会う機会を作ることが(社会の健康の上では)より大事で、同じ時間を共有できるとよい(失敗も含めて)。
・PCの中に情報があることと、頭の中に情報が入っていることはちがう。検索の結果はプリントアウトし、アンダーラインを引くなど、作業を伴わせる。「検索したこと」を深める必要がある。
・若い人(30〜40代ぐらい?)が「脳の衰え」を言うのは当たらない。あるとすれば検査などをして医学的に調査をする必要があるだろうが、ちょっと言葉が出てこないなどは心配しなくてよい。ただ、オーバーワークは要注意。早寝早起き、朝ご飯、運動は必要。
・職場で「よくできる人」は何でもやらされ、人付き合いが減り、結果的に「偏ったできる人」になってしまうこともある。記憶は忘れるほうが普通。また生活記録を取って見直し、オーバーワークをチェックする。性格的に「後ろを振り向かない人」は生活記録を取るのは大変だが……
・人間の身体は機能させることで動くようになる。従って身体を動かさないで脳を健康にさせることは不可能。歩くと脳が動くようになる。散歩などの「歩く生活」を採り入れること。
・女性は「料理」を活かす。買い物、時間、分量などさまざまな段取りが必要だが、脳の訓練としては有意義。できあいのものなど、安直な買い物はしないほうがよい。
・男性は指揮官として「全体を見る能力」を活かす。各自の気持ちに配慮してコミュニケーションやバックグラウンドを取りながら生活する。家庭生活を健康にすることが、脳を健康にすることにつながる。
・ラジオではイメージを想像したり、考える。テレビは見るだけで全部わかってしまい、出力がない=頭に入らない。(音を聞いて)想像することは大事。イヤなことが続いていいことがないときに好きな音楽を聞いてよいイメージを持つなど、「聞く」ことは重要。
・トラブルのない人はぼける。イヤな人はどこにもいて、対応を常に考える。
・自分を変える試みはしたほうがよい。2〜3年に1回でも、変わる機会があるといい。またそういうチャンスが10年に1回でも会社で与えられれば、受けておくべき。脳に慣れを与えない。
・恋愛はよい。恋愛は人間の基本。「欲」を持つことは大切。

 「脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)」でおっしゃっていたように、普通の生活を続けることが実は一番の「脳トレ」で、何も足し算引き算をやってればボケないというわけではないようです(笑)。
posted by zxcvaq at 06:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | サイエンス・サイトーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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