2008年06月26日

奇跡の仕事術

カール・P・ワージー著「奇跡の仕事術―自分の仕事をマネジメントする」生産性出版
95年に初版発行、すでに絶版のようで、amazonではマーケットプレイスでの購入になるようです。

 この本、「シリアル・ポップな日々」で、シゴタノ! の大橋悦夫さんが「Life Hacks PRESS vol.2」の中で述べておられるというくだりから知りました。さっそく図書館で借りて読みました。この本、出版は95年ですから今から10年以上前。もし今書き直されたら、仕事場にPCが1台/人ある環境下での、最適な机の配置などを紹介していただけるのではないかと思います。これは自分への宿題ということで(笑)。
 「ホワイトカラーの生産性を高める」ことを目的としたこの本、キーワードは「プロアクティブ」=事前に対処する。ヤル気を阻害する「小さな声」を無視し、プロセスを進めていくことが肝要です。

・机上の整理  不要なものを捨てる。「時間ができたら」と「決してやらない」は同義語であると、筆者は厳しく戒めます。やりかたがわからないかもしれない。でもはじめてみなければ、何も変わらない。
・雑誌の読みかた(使いかた)  「必要な部分を破る」というのはなかなかできません。自分で雑誌なんか買いませんし(笑)。
・電話メモ  一番嫌いなところからTEL。これは「カエルを食べる」テクニックですね。
・ペンディングシステム  (P)ペンディング(紙製の個別フォルダに収め、手前の引き出しに入れる)と、プロジェクトファイルを保管しておく場所(H)。あとはカレンダの所定の日時に記入しておく。
・ブック・オーガナイザ  頭を空っぽにするために、「記憶」せず、ブック・オーガナイザに記しておく。頭はよい「ハードドライブ」ではない。すばらしい「ラム(RAM)」なのだ(p.101)。
・セカンドステップ・メンタリティ  次のような自問「この件について誰に話す必要があるだろうか」、「今発見したことを、他の誰に知らせる必要があるだろうか」、「この情報を評価する人が他にいるだろうか」、「他には何をすべきだろうか」(p.108)によって、次のアクションを意識する。これは私は意識して取り組みたいと思います。
・箱から出る  私たちは自分の知識という「箱」の中に閉じこもってしまうことが多い。箱の中は居心地がいいが、想像性や創造性は箱の外にある。箱から出るためには、
 1) 頭の中のノイズを減らす
 2) 周りのものに対して心を開く
 3) 自分の直感を信じ、「小さな声」の言うことに耳を傾けてはいけない
 4) すすんで子供のようになる
 5) 自分の能力を信じる。何でもできるのだ
 6) 冒険を恐れず、自分のミスを許す
 7) とにかく始めてみる。何かをしよう!
・目標を設定する  「目標を設定することが想像力をプロアクティブに使う鍵である」(p.178)。目標とは自分に対するリクエスト(要求)で、説得力のある、焦点の定まった要求(目標)を得るためには、
 1) 要求を具体的にする
 2) 要求を数値で表す
 3) 結果に到達するまでの期間を定める
 4) 「心の言葉」を使い、結果を視覚化する
・効果的なコミュニケーションを図るために、「コミュニケーションの責任は自分にあると理解する  説明したことに対し、「わかりましたか?」とは聞かない。「私は十分明確に話をしていますか」と、責任の所在がこちらにあることを明らかにする。逆に自分が聞き手だったときには、自分がきちんと理解する責任を持ち、「十分な情報をもらっていない」とか「理解できない」と言い訳しない。

 エピローグで、「オフィスでは、自分の心構えが仕事の結果の質をほとんど決める」(p.234)と出てきます。自分のコントロールはむずかしい。なかなかできません。しかし他人をコントロールするよりはずっと簡単です。「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」とよくいいます。前向きに生き、自分にできることを愚直に行う。気の持ちようで私たちの生活の質はずいぶん変わるのではないかと思っています。
posted by zxcvaq at 06:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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